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Nikon D700

突然だがD700を追加した。だが自分としては突然ではない。ずーっと考えて考えて考えていた。

今年の7月にニコンのデジタル一眼レフとAFのFマウントレンズをすべて売却して、ミラーレスのZ6Ⅲにした。もうすぐZ50Ⅱが来てシステムはほぼ完成する。そのタイミングでなぜD700なのか。

解説しよう。

やはり一眼レフとレンジファインダーが好きだ。ファインダーは「映像」ではなく「像」であるべきだ。仕事と用事はミラーレス最高だが、私事で使うと気持ち悪くて駄目だ。一生慣れることはないだろう。

当たり前だ。一眼レフを使い始めて44年。残りの人生よりも確実に長い。無理だ。

ミラーレスのファインダーはモニターだ。結果が見える。仕事と用事では便利だ。先日の週末に妻と公園を散歩しながら撮影した。サクサク撮れて上機嫌だった。しかしファインダーの中の風景に何か現実味がない。色が忠実でない。奥行きを感じないので絞りを開けた時のピントが見にくい。

もちろんAFで合わせるのだが、煩雑な被写体だと合っている場所が分からないのだ。

光学式ファインダーの方が優れている。

胸の奥でくすぶっていた気持ちに火がついた。やっぱりデジタル一眼レフを1台買い戻そう。そうしよう。

機種選びだ。以前持っていたD800系はどうだ。所持していたD800はミラーショックが大きかった。D810か?しかしこれもD800よりはマシだが、レリーズボタンが外側に向かって傾斜している。これが手持ち撮影の時にどうにも嫌だった。

この点を指摘している人を私は知らない。私が神経質すぎるのか?大事なところだと思うのだが。

D850は高すぎ晋作。D780も同様。却下。

D750が良いな!中古相場もほどほどだ。しかしやはりレリーズボタンが若干だが同様に「なで肩」なので却下。

D610だ!安いぞ!しかしやはり(以下同文)

最近まで持ってたD3は?デカくて全然使ってないじゃん。

消去法でD700に決定。D3に劣るのは視野率が100%じゃないことくらいだ。画質から言えばD750が正解だろうが、やはりメインじゃないので出費は押さえたい。ミラーレスの不満をときどき解消する使い方となるだろう。

フィルムが以前のように使えればなんの問題もない。しかしカラーリバーサルは価格が高騰、モノクロフィルムは猛暑などの環境変化と、加齢による体力と根気のなさで現像がつらい。

それら従来の写真術を満足させるのが、今回のニコンD700とペンタックスK-3MarkⅢMonochromeというわけである。やっぱりちゃんとしたファインダーは良いな。表現のための道具は理屈や数値じゃないのだ。

レンズはUltron40mmF2SLⅡAsphericalでオッケー。たまに35や20を使おう。時代遅れの男で結構だ。室内でのMFに不安があるのでAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G Special Editionを追加した。50mmで初心に帰ろう。


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