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住宅の桜

今年2024年4月1日にいったんはアップしたが、そのあと検討の末にお蔵入りにした原稿。替わりに「個人宅の写真を投稿することについて」と題してこのことを考察し、現状の写真を外して投稿したのだった。

昨日2024年12月24日。通りかかってこのお宅を1枚撮影した。同じタイミングでこの家に住む方が扉から出てきた。「住人ですが、な、何でしょう?」よくある事である。

以前は庭に桜の古木があったこと。好きで毎年撮っていたこと。ブログに出したが考え直してボツにした話などをした。追って写真を送ると丁寧なお礼とともに「よろしければ、削除された現在の家の写真が掲載されている文章を復活させてください」と書かれていた。

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2024年4月1日に投稿して後に削除したもの

1998年に結婚して東京都杉並区のこの土地に引っ越してきた。当時は神田川沿いに桜の古木が立ち並び、古い住宅の一本桜も多かった。そのほとんどがこの25年の間に伐採されてしまった。

この写真は2017年4月撮影。決して大きくはないが枝ぶりが良く毎年楽しみにしていた。しかしこの数年後に家が取り壊しになり、桜の木も伐採されてしまった。残念だった。

新築工事が始まった。しかし桜の切り株は残されていた。それを避けるように木枠が組まれコンクリートが流し込まれた。建築中に切り株からヒョロヒョロと枝が伸び始めた。そして家が完成した昨年あたりから花が数輪だけ開花した。

これは今日2024年4月1日撮影。たくましくなってきた枝ぶりは先代を思わせる。私がこの土地にあと何年住むか分からないが、毎年また楽しめると思うと嬉しい。当たり前のことだが動物だけでなく植物も生きているんだ。

2024年4月1日に投稿して後に削除したもの
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