Ryoichi

Sailing Before The Windというメタルコアバンドのヴォーカル。映画…

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Sailing Before The Windというメタルコアバンドのヴォーカル。映画について色々書きます。 https://m.youtube.com/watch?v=fziTU-hiDAI

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映画『葛城事件』から読み解く、Vision of Fatima 星拳五の狂気

前回の映画『ジョーカー』についての記事、読んで頂いた方ほんとにありがとうございます。 すいません。映画の感想を書くだけじゃ満たされなくなってしまいました。 今回は、同世代かつ同じエクストリームミュージックのボーカリストとして付き合いの長い、Vision of Fatimaのボーカリスト、星拳五とお酒を飲みながら映画の話をした内容を記事に書き起こしてます。 きっかけとしては、以前から彼との会話で彼自身のパーソナルな問題と好みの映画に共通項を感じる事が多く、僕のメインテーマ

    • 「エヴァが終わって、俺たちの10代もついに終わった」みたいな事を言ってる人たちがマジで気持ち悪い。(シン・エヴァンゲリオン劇場版:||ネタバレ感想)

      シン・エヴァンゲリオン劇場版:||見てきました。 警戒しないでほしい、大前提として広い意味では非常に満足してるし、劇中何度も落涙してます。 エヴァと庵野さんの大ファンである事を認めるのはやぶさかではないです。 見る前の「まあ祭りだし、つまらなくてもいいや」くらいのテンションだった自分(期待しすぎないように自己防衛的になってただけだけど笑)からするとホントに見てよかったなって心から思ってます。 おそらく”エヴァがほんとに終わった”というか”エヴァが(庵野監督が?)この領域ま

      • 【こんな時節】音楽に代表されるアートの価値・尊さを描いた映画を見る【だからこそ】

        やっと文章を書く気になりました。 正直今更自分がごちゃごちゃ言うのもアレなくらい、先の見えない状況で思考もがんじがらめ、毎日人の悪意が目について気が滅入るよね。 何か最初の頃は『テレワーク中の流し見に最適!サブスクで見れるアホ映画特集!』とか書こうと思ってたんだけど、なんか仕事サボる事推奨してるみたいだなって思ってやめて。笑 そうこうしてるうちにかなりダウナーモード入って何もやる気起きなくなってました。よくないね! 音楽って1番最初に"生きていくうえで必要のないもの"

        • 結婚。ダメ。絶対。 Netflix映画『マリッジ・ストーリー』を見て、人の幸せについて考える。

          自分は恋愛映画を自主的に見るタイプではないです。 ただし"恋愛を批評する"映画は大好き。 特にこのジャンルには家庭崩壊モノだったり、恋愛関係夫婦関係に限らないパートナー問題だったり、自分の経験と状況に感想がめちゃくちゃ左右される題材が多くて、歳を経るごとに好物になってくジャンルだと思う。 自分の好きなところをあげてくと ・タイタニックの主演カップルをわざわざ使った壮大な嫌がらせ映画 『レボリューショナリー・ロード』男が喧嘩中に女の人にやっちゃいけない事ランキング第1

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          映画『パラサイト 半地下の家族』は"映画館"で見よう

          遅ばせながら、あけましておめでとうございます。 去年は約一年程テレビを見ない生活(敢えて見ないと決めてたりしたわけじゃないけど)をしていたのだけど、生活環境が変わったのでテレビ線をしっかり繋げて、久々に朝からテレビがついてる毎日。 土曜の朝といえば 王様のブランチ いや、本当に久しぶりにつけたらびっくり MCもう谷原章介氏じゃないんだ… 本当に俺、TVショーに関しては2012年くらいから完全に時が止まってるんだなと実感。 ブランチ恒例の映画コーナーを懐かしい気持

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          俺が映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』をぐだぐだウジウジしながら観に行けない理由〜ジェームズ・キャメロンの馬鹿野郎〜

          今年ももう12月って事でファミリームービーの大作がわんさか出てますね。 アナと雪の女王2にこないだ大ヒットしたジュマンジの続編、シャイニングの続編に… 続編ばっかだな。 まあそれはいいとして、今回の話のネタは続編というか仕切り直しというか、もう何が何だか分からないターミネーターシリーズの最新作。公開からだいぶ経ってるけど。 最初に言っておくと、今作を俺はまだ見ていない。にも関わらず、今もこの震える右手で文字を打ち込む事を止められない。何故なのか。それほどまでにターミネ

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          映画『ジョーカー』を見たからといってお前の人生は変わらない

          ジョーカー、めちゃくちゃ面白かったです。 ある意味バンドマンとかが見ちゃうと悪い意味で食らっちゃう気もします。もちろん自戒込みで。笑 ただ、評論家大絶賛の雰囲気に押されて見に来たはいいけど、思ってたのと違う…よく分かんない…って人が僕の周りに結構いるので少しだけ僕なりの線引きをしようと思って今回書いてみました。 今作では分かりやすく虚構(幻想)と現実、がテーマとして度々登場するんですが、その前に大前提としてどうしても海の向こうの人に比べて日本人には馴染みの薄い 『神』的

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