「仕事は初速が9割」を読んで
どのような職場も、業務量が多く人員も少ない、というのが現状ではないでしょうか。私の部署でもまさにそのような状態ですので、取り入れられるものはすぐに実行して、自分に合ったものを見つけ続けています。
限られた時間・環境の中での成果の出し方について本書では体系立てて様々な考え方、ノウハウがちりばめられていますが、ここでは、私がすでに実践しているもの、これから実践したいものについて書いてみたいと思います。
すでに実践しているものは、
①タスクを小分けにする→メモなどに書き出す
②早い段階で上司を巻き込み、完成イメージを一緒にしておく→早めに相談して迷惑がられることは、ほぼ無い
③重要な作業は午前中に終わらせる→緊急でない限りメールチェックはしない
④疲れる前に休む→席を立つ習慣、疲れが蓄積しているときは思い切って一日休む
⑤「ストレス発散法」を見つけておく→趣味など
などです。
③と④はうまく組み合わせて、午前中に「45分集中したら5分休み」を3セット繰り返すなどを行っています。急な予定も入りますのでいつもうまくいくわけではありませんが、特に集中を要する作業(アイデアを盛り込んだ資料作成)などを行う際に有効でした。気持ちが乗っていたとしても、あえて途中で手を止めて休憩に入ることで、結果的に長い集中力を保つことができます。
そして、うまく実践できていないもの、今後の課題としては、
①一つ仕事を増やすとき、一つ仕事を減らす
②月曜の動き出しを鮮明にイメージする
③「アイデアを出す」と「企画を決める」を切り離す
④メンバーを褒める
⑤ポジティブな未来像をメンバーと共有する
などです。
③~⑤はチームで仕事を行う際に重要な視点なので、これから少しづつ実践していきたいと思っています。一人で完成できる業務はほとんどないので、チームでいかに目的を達成するかを意識して取り組んでいきたいと思っています。
今書いているこの記事も、どれだけ集中して短時間で一気に仕上げるか、という視点で取り組んでいます。限りある時間を目一杯有効活用して、ワークも、ライフも両方楽しんでいけたらと思っています。
本書をはじめ、書かれていることのすべてを実践することはできません。しかし、どれでもいいからひとつでもとりあえず試してみる、試してみてどうだったかを検証して、次のステップにつなげる、という地道な作業がその先の大きな成果(仕事の効率化→ワークとライフの充実)につながっていくと思います。うまくいくことばかりではありませんが、そのプロセス自体を楽しむ姿勢が、自分も周りも幸せにするヒントになると思っています。