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選択肢が2つあったとき

キャリア相談に乗るときによくこの話をします。
「目の前に選択肢が2つあったら。自分自身が難しいと思うほうを選ぶといい」
自分がなんとなくやった事があることと、やった事がないことがあったら、後者の「やった事がないこと」を選んだほうが成長が待っているという話です。

シンプルに考えてみたら当然のことです。ただ、そういった決断をするとき、前者を選びたくなるような理由がおそらくいくつもあって、自分自身の決断に迷いが生じることが多いと思います。

勿論それらの理由を一掃してまで、後者を選べといってるわけではありません。あくまで人それぞれなので。ただ、後者のやった事がないことにチャレンジするほうが、成功するにしても失敗するにしても確実に変化があり、成長機会が待っているのは間違いないのでオススメということですね。

これは私自身がかつての上司からも頂いた言葉ですし、上司の教えを実体験をもとに自分のことばとして誰かに伝聞していくのだと思います。

私が若手のときです。(いや、まだ30前半、若手だろって)
キャリア形成に関してどこか迷いがありながら、今いる組織の急成長を楽しんでいる自分もいたことがありましたが、上司からある提案をもらい、二つ返事で「チャレンジ」を選択したことがありました。

もし目の前に2つ選択肢があったら、より振れ幅が大きいほうを選んだほうがいい

こちらの記事で富永さんも「振れ幅」が大きいほうを選んだほうがいいと仰っています。

結果、動いてみて分かることが大きいのです。
それは別に環境を変えてチャレンジをするべし!と推奨しているのではなく、「自分自身に新たな学びがあるのはどっちだ?」と考えてみることが良いということですね。

以前自分でも書いた「ラーニングゾーン」に居続ける話とも似ています。環境を変えることが必ずしも正ではなく、むしろ環境を変えることはストレスも多いので、心理的安全性のある環境で新たな学びを探究し続けると良いと思っています。

そういった意味で型式にとらわれない組織であるべく、変化を続ける組織で、個人が学べ、個人が育つことで組織が育つような、そんな循環を作っていかねばと常々思うわけです。

働くおっさん劇場はつづきます。
Twitter:@ryohei_waki

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