僕たち家族はガンジー 一家
人に誇れるような人生は歩んでいなくて・・・
今さらだけど、妻の言葉が胸に響く。
「へいへいさんがモテようとカッコつけてた時に出会ってたら、私は好きになっていなかった」
男としてのカッコよさを求めたら、見た目だけの薄っぺらい人間になっていっていた。
流行りの音楽を聴き、流行りの言葉遣いを真似る。
今の僕が唯一妻の胸に留まったものは、きっと弱さを隠そうとしない素の自分だったからなんだと思う。
世界を周れば周るほど、サボテンのトゲが抜け落ちるように丸く柔らかくなっていったと思う。
それは世界の中で自分の存在が以下に小っぽけで、誇れるようなことなんて何一つないという受け入れ感。
それは諦め感とは違う。
世界は広い。
競うのではなく、自分が素直であれば世界は自分を高めてくれる。
お前は昔から変わってないよ。
そう言われると、1番安心する。
世界一周自転車冒険をしたくらいで、自分が変わっては困る。
そう、僕はまだまだ過渡期なんだ。
これからも学び、成長する余白がたーんとある。
僕たち家族はガンジー 一家。