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チェコ・プラハのホテルにて-ヨーロッパ放浪記part11-
ウィーンから電車でおよそ4時間半、チェコのプラハに到着した。
プラハに到着したのが夕方前だったので、この日はホテル近くを中心に街を散策する。
プラハといえば、美しい中世の街並みが広がっているイメージであるが、私の滞在しているホテル周辺は、大型の近代的なショッピングモール、近代ビルが立ち並んでいる。
一方で、少し道を外れると、整備されていない道路、旧社会主義国家を彷彿とされる古びた建物が散在している。
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ところで、せっかくヨーロッパに来て10日ほど経過したので、ここまでの旅での気づきをまとめたいと思う。(あくまで現時点の私が見たヨーロッパ)
様々なことを思ったので、簡潔にまとめる。
第一に、スタバが全くない。代わりにあるのはマクドナルド。
日本で、カフェやお茶をするとなると、スターバックスコーヒーを利用する人は多いと思う。
しかし私は、まだヨーロッパでスタバを一度しか見ていない。ちなみにどこで見たのか覚えていない。
心の中で「あ。スタバあるやん」と思っただけ。
そのスタバの代わりにあるのが、マクドナルドやその他のコーヒーショップ、駅の売店、スーパーのセルフコーヒーマシーン。
特にマクドナルドはマックカフェがあるため、日本でのスタバの役割をこちらではマックカフェが担っているように思う。
日本のマクドナルドでも、マックカフェを提供する店舗が増加しているが、ヨーロッパのマックカフェ普及率はすごい。
マックカフェのおかげで、お手頃な価格でコーヒーとクロワッサン、スイーツのセットを注文することができ、店内で時間を過ごすことができる。
このメニューがあるためマクドナルドは、朝方、昼過ぎから夕方の時間帯にも客足が途切れない。
また、日本と違ってヨーロッパ人は夜にもハンバーガーをがっつり食べるため、朝から晩まで店が効率よく回転しているように思う。
これはあくまで、私が見た一部の例に過ぎないし、ミクロの観点すぎるのため、サクッとグーグルとチャットGPTさんに聞いてみた。
ところが、私の予想は外れ、ヨーロッパでのマクドナルドの売り上げは横ばいだそう。
輸送コスト食料品コストの増加によるコストプッシュ型のインフレや人件費の増加などで、今の時代、飲食店はどこも厳しいのかなと思った。
第二に、コンビニがないこと。
日本でお馴染みのコンビニエンスストアだが、ヨーロッパには全くない。
ちなみに、セブンイレブンの企業情報にも北米、アジア地域、北欧への展開は狙っているが、ヨーロッパ展開は書かれていなかった。(パッと目を通しただけなので、書いてあるかも)
では、ヨーロッパにはコンビニではなく何があるのか。
それは、中型スーパーである。
日本でいう薬局とスーパーの間くらいの規模感。
そこにセルフのコーヒーや惣菜、野菜、パン、冷凍食品、肉、ビール、飲料水、調味料など全て揃っている。
また、駅に直結しているため、まさにコンビニエンス。
価格も街中にあるものと変わらない。(もちろん駅にないところもある。価格は駅前と街中店舗を比べて、見た感じ変わらなかった。大手の同じ店であったのでおそらくそう)
でも、どうせレジで混雑するんでしょ。と思われるかもしれないが、そんなことはない。
というのも、ほとんどの店にセルフレジが5、6個あり、有人レジも1、2個あるからだ。
加えて、入口と出口が完全にセパレートしており、非常にスムース。
これなら時間のない出勤前や乗り換え前などにもサクッと購入できる。
日本でも最近は、薬局がコンビニのように様々なものを販売しているが、駅前となるとコンビニが多いように思う。
日本の場合は人口密度がヨーロッパに比べて多いことや、土地不足、駅前に店を構えるコストなども影響しているのかもしれない。
しかし、駅前や駅直結の場所に、中規模で安価な(町にある大型スーパーと値段が変わらない)、かつスムーズに支払いできる店舗が出てきたらコンビニ産業にとって大きな敵になりそうだと、思った。
もちろん素人にはこの程度しか考えられないが、コンビニもスーパーも薬局の経営者もそんなことは日頃から考えており、検討しているのだろう。
第三に、お金だけが資産ではない。
結論から言えば、ここでの資産とは、身体、健康と時間を指す。
これはピザの斜塔での出来事。ピザの斜塔にはエレベーターがなく、階段を使うしか上に行く方法がない。しかも結構急な階段。
40代くらいの肥満体型の女性がハアハア言いながら、そして70代くらいの老夫婦が一生懸命に杖をつきながら、階段を登っていたのが印象深い。
やっぱり体を大切にしないといけないな。健康でいることが何気に人生で1番大切なのかもしれないなと思った。
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また、私はこの旅で1日平均で20kmほど歩いているのだが、それも若くて体が丈夫でないとできないこと。(歩きすぎて膝がめちゃくちゃ痛いのだが)
一度体を悪くしたら、基本的に良くなることはない。
例えば足や肘を怪我して正常に機能しなくなった時に、トカゲみたいに再生能力があって新たな器官として機能するわけではない。
そのため、自分の体、健康にはこれから気をつけていかないといけないなと思った。
また、時間の大切さ。こうやってヨーロッパを放浪できるのも学生であり、時間があるから。
時間は有限で、戻ってこないものだからこそ、帰国後もしっかりとした時間の使い方をしたいなと思った。
考え方によっては、時間と健康、丈夫な体を手にしている大学生は、結構な資産家なのかもしれないなと思う。
これはフローではなく、ストックであって、そのストックしている資産もとてつもないスピードで価値が下がっているのだが。
そんなことをヨーロッパを放浪して思った。
2月16日プラハにて。