徳山亮伍

立命館大学2回生。 履正社高校サッカー部出身。 アウトプットと文章力向上のために始めました。

徳山亮伍

立命館大学2回生。 履正社高校サッカー部出身。 アウトプットと文章力向上のために始めました。

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  • 海外旅行記

    インド・モンゴルに大学生が旅行。日本では考えられないような事ばかり。異文化の中で感じた事、衝撃だった出来事を紹介します。

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忘れられない恩師の言葉

冷たい空気が日本全体を覆う。日本の冬はやはり寒い。そして2023年1月1日、この日も例外ではなかった。 新年が始まったからか、街はひんやりとした風が吹いていたが、活気だっていた。 一方、私たちは殺伐していた。そして心は燃えていた。 なぜなら明日は佐野日大とのベスト8を懸けた試合だからだ。 そう。私たちは東京で行われる全国高校サッカー選手権大会に来ていた。 高揚感に浸りながら、前日のミーティングを終えた。 そして熱気のあるミーティングルームを出て部屋に帰る。 チームメイ

    • 1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

      今回は、山口揚平『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』(プレジデント社 2019)を独断と偏見でまとめます。 考える力を鍛えると一生食べていけるインターネット、スマホの急速な普及、AIの隆盛により、 今の時代、分からないことは、調べればすぐにわかるようになりました。 それに伴い、頭が良い人の定義、社会で活躍できる人の定義が変わりつつあります。 20世紀までは、「解を知っている人、知識がある人」が、頭の良い人でした。 しかし、21世紀の時代、「単なる物知り、

      • なぜ大国は衰退するのか-古代ローマから現代まで-

        今回は、グレン・ハバード+ティム・ケイン『なぜ大国は衰退するのか-古代ローマから現代まで-』久保恵美子訳 (日経ビジネス人文庫 2019)を独断と偏見でまとめます。 衰退の根本的原因は経済的不均衡ローマ帝国、明朝中国、スペイン帝国、オスマン帝国、大日本帝国、大英帝国など、 歴史を振り返ると、幾多の大国が興隆し、衰退していきました。 では、大国が衰退する普遍的原因は何か? 民主党の副大統領候補にもなったティム・ケインと コロンビア大学教授のグレン・ハバードは、 本書でその

        • 知の体力

          今回は、永田和宏『知の体力』(新潮新書 2018)を独断と偏見でまとめます。 知の体力を身に付けるべし社会で活躍するために必要な事は何か?学生が身に付けるスキルは何か? この問いに対して明瞭に答えるのが、『知の体力』の著者であり、京都大学名誉教授、細胞生物学者の永田和宏氏です。 氏が指摘する、学生のうちに身に付けておくべきすきスキルこそ「知の体力」です。 知の体力とは、これから何が起きるか分からない想定外の問題について自分なりに考え、対処するための体力のことです。 運

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          13本

        記事

          人生の教養が身につく名言集

          今回は、出口治明『人生の教養が身につく名言集』(三笠書房2020)を独断と偏見でまとめます。 偉人の考えを知ることが人生を豊かにする12世紀ルネサンスのフランスでプラトンの思想を研究・発展させたベルナール・ド・シャルトルは次のような言葉を残りました。 「巨人の肩に乗っているから、遠くを見ることができる」 これは、過去の賢い人が考えた事、研究成果を「巨人」にたとえ、その力を借りれば、私たちは、より広く、より深く、より遠くの世界を見ることができるという事を意味しています。

          人生の教養が身につく名言集

          イスラム化するヨーロッパ

          今回は、三井美奈(2015)『イスラム化するヨーロッパ』新潮新書を独断と偏見でまとめます。 イスラムと欧州の共存はできるのか?ヨーロッパで相次ぐイスラム過激派組織のテロ行為。アフリカ・中東で勃発する戦争により、ヨーロッパに押し寄せてくる難民、移民。 ヨーロッパで起きているこのような問題を分かりやすく解説しているのが、『イスラム化するヨーロッパ』の著者である三井美奈氏です。 本書の内容を簡潔にまとめると以下の通りです。 ①イスラム国やアルカイダなどのイスラム過激派組織が生

          イスラム化するヨーロッパ

          本物の思考力

          今回は、出口治明(2017)『本物の思考力』小学館新書を独断と偏見でまとめます。 腹に落ちるまで考え抜く近年、日本社会全体が思い込みや固定概念、根拠のない情報によって、扇動されている傾向にあります。 そういった情報に惑わされないためには、国民一人ひとりがフラットに物事を判断し、自分なりに考え、リテラシーを高める必要があります。 そこで大切になってくるのが思考力です。 思考力とリテラシーは深く結びついており、しっかりとした考え方をすることがリテラシーを高めることに繋がりま

          本物の思考力

          働く君に伝えたい「お金」の教養~人生を変える5つの講義~

          今回は出口治明(2016)『働く君に伝えたい「お金」の教養~人生を変える5つの講義~』ポプラ社を独断と偏見でまとめます。 お金の原理原則を理解し、人生を楽しむ!30年間続く不景気、老後2000万円問題、年金問題、増税による国民負担率の増加、実質賃金の低下。 私たち現役世代は、このようなお金の不安、将来の不安でいっぱいです。 しかし、このような問題がある中で「この時代に生まれたから仕方ない」とあきらめ、お金に一生の不安を抱えながら生きていかないといけないのでしょか? 本書

          働く君に伝えたい「お金」の教養~人生を変える5つの講義~

          出口版学問のすすめ

          今回は、出口治明(2020)『出口版学問のすすめ』小学館を独断と偏見でまとめます。 数字・ファクト・ロジックを用いて自分の頭で考えよ!日本生命保険相互会社に入社後、ロンドン現地法人の社長、国際業務部長などを歴任し退職。その後、還暦でライフネット生命を立ち上げ、東京大学総務長アドバイザー、早稲田大学大学院講師を経験し、立命館大学アジア太平洋大学で学長を務めた出口治明氏。 数々のベストセラーを出版、ビジネスでも大成功を収め、教育分野にも力を入れている、 そんな出口氏が大切にし

          出口版学問のすすめ

          スマホ脳

          今回は、アンデシュ・ハンセン(2020)『スマホ脳』(訳 久山葉子)新潮新書を独断と偏見でまとめます。 あなたのスクリーンタイムは大丈夫ですか?突然ですが、あなたは1日に何時間スマホを触りますか? 現代人は、平均で1日に4時間、若者のうちの2割は、7時間もスマホを使っていると言われています。 睡眠時間が8時間だとすると、起きている時間の4分の1の時間をスマホに費やしている計算になります。 おそらく、読者の方はすでに気づいているとは思いますが、 現代人のこういったスマホ

          人を動かす

          今回は、D・カネーギー(1999)『人を動かす』(訳 山口博)創元社を独断と偏見でまとめます。 人を動かすには、承認欲求を満たしてあげる自分の部下が思ったように行動してくれない。このような経験、誰しもが一度はあるのではないでしょうか? それ以外にも、友人、家族、子供、部下、上司、職場の人、取引先の相手が自分の思った通りに動いてくれない。 このような悩み、あなたは抱えていないでしょうか? 人間関係を円滑にし、人を上手く動かすにはどうすればよいのか。 このような悩みを抱えて

          人を動かす

          日本が売られる

          今回は、堤未果(2018)『日本が売られる』幻冬舎新書を独断と偏見でまとめます。 日本の資産が知らぬ間に売られている連日の芸能人の不倫、エンタメニュースに国民が熱狂している中、水面下で密かに成立する条約があります。 グローバル企業と癒着した政治家は、自国民の命、安全、暮らしに関わる水道、農地、種子、警察、消防、物流、教育、福祉、医療、土地などのモノやサービスを安定供給する責任を放棄し、市場を開放し、グローバルビジネスを後押しします。 このような自国民の安全を度外視した「

          日本が売られる

          それをお金で買いますか~市場主義の限界~

          今回はマイケル・サンデル(2014)『それをお金で買いますか-市場主義の限界-』(鬼澤忍=訳)早川書房を独断と偏見でまとめます。 市場主義がもたらした道徳的欠如お金を払えば、すべてが解決できる。そんな世界を我々は、求めているのでしょうか? ここ30年間、市場と市場価値がかつてないほど私たちの生活を支配するようになりました。 すべての物や人がお金に変換され、売り物に出される。そんな世の中になりつつあります。 例を出すと、売春婦、代理母への妊娠外注、レクサスレーン、ファスト

          それをお金で買いますか~市場主義の限界~

          運は操れる

          今回は、メンタリストDaigo(2018)『運は操れる』マキノ出版を独断と偏見でまとめます。 自分の行動次第で運を操る事ができる!「あの人は運が良かったから偶然、成功できたんだ。」 「それに比べて、自分はいざという時にミスをしてしまう。運が悪い」 他人が成功している時には「あの人は運が良い!」と考え、 自分が失敗している時には「運が悪いだけだ!自分はついていない」 皆さんは、このような思考になっていないでしょうか? 更に言えば、その結果は本当に偶然によって起きたことなの

          運は操れる

          限りある時間の使い方

          今回は、オリバー・バークマン(2022)『限りある時間の使い方』(高橋瑠子訳)かんき出版を独断と偏見でまとめます。 現実を直視せよ。人間が出来ることは限られている。「時間を無駄にしてはいけない。時間を有効活用するために10分毎のタイムマネジメントをしなければいけない!もっと時間を有効に使わなければ!」 このように、現代を忙しく生きる皆さんは、常に時間に追われていないでしょうか。 しかし、皮肉なことに、時間をマネジメントし、効率よくタスクを終わらせれば、終わらせるほど、新

          限りある時間の使い方

          読書する人だけがたどり着ける場所

          今回は、斎藤孝(2019)『読書する人だけがたどり着ける場所』SB新書を独断と偏見でまとめます。 読書は人を深くする周りから見てあなたは魅力的な人間ですか? このような質問をされて、あなたは自信をもってYESと答えられますか。 そもそも魅力的な人とはどのような人でしょうか? 1つには、教養がある人間、深い人間であると言えます。 では、教養がある人間、深い人間になるにはどうすればよいのでしょうか? 本書で斎藤氏は読書をすべしだと主張しています。 読書で得られる効果はたく

          読書する人だけがたどり着ける場所