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フィレンツェを巡る旅-ヨーロッパ放浪記part3-

この日も朝から出発。向かうは、花の都フィレンツェ。
ローマ・テルミニ駅から電車でおよそ1時間半、フィレンチェを目指す。

ローマを出発する前に、マクドナルドで腹拵えをした。
よくビックマックの値段でその国の物価がわかると言われるが(ビックマック指数というやつ)やっぱりヨーロッパ圏は物価が高い。イタリアは西ヨーロッパ諸国に比べると比較的安いと言われているが、それでもビックマックが5.8ユーロ、日本円で約900円である。
ちなみに日本では、480円。

流石はヨーロッパだと感じた。

ローマ市内マクドナルドのメニュー表
これの合計は4.3ユーロ。ハンバーガーとパンケーキ
ローマ市内のスーパー
ローマ市内のスーパー
フィレンツェ駅直結のスーパー


列車がローマを出発し、窓の外を眺める。するとあることに気づいた。
大都市以外は、日本やその他諸国の田舎とそう変わらない。

むしろ、河川敷や高架下にも家があり、お世辞でも裕福そうとはいえない雰囲気がある。

少し気になってイタリア人の平均年収を調べると、およそ400万円だった。これは日本人の平均給料よりも低い。給料は日本人より低く、物価は日本の1.5倍から2倍ほどであるので、生活が苦しいのが想像できる。
もちろん都会の物価と地方の物価を比較してないので一概には言えない。

また、イタリアは北と南で所得に大きな乖離があるとも言われている。
北は工業、南は農業で栄えているため、比較的、北イタリアの方が裕福といえる。

イタリアでは2022年からメローニ氏が首相を務めているが、その背景には南北格差、所得格差による税の使い道の不満、物価高や移民問題などがありそうだ。(これは憶測で言っているので間違っているかもしれない)

そんなことを考えていると、あっという間にフィレンツェに到着した。

フィレンツェは、古代には、ローマ帝国の植民市として軍事拠点となった。
その後、ゲルマン人の移動などがあり、都市国家として発展した。
そして中世には、強力な力を持ったメディチ家によりルネサンスの時代を迎えた。

メディチ家の巨額な支援があり、ミケランジェロ、レオナルドダヴィンチ、ボッティチェリなど多くの芸術家を輩出した。

このような背景があり、街の中は歴史的建造物や美術館、教会、宮殿などが存在する。

アカデミア博物館。ミケランジェロのダビデ像
アカデミア博物館内の展示物
アカデミア博物館内の展示物
アカデミア博物館の展示物
アカデミア博物館の展示物
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
ヴェッキオ宮殿
ピッティ宮殿
ヴェッキオ橋

そして下の写真

大勢の人が建物に集まっていたので、何かと思いGoogleマップで調べた。
そしたらこの建物は高校だった。建物の雰囲気もだし、生徒の雰囲気もまさか高校だとは思わなかった。
そんな出来事があった。


そして街を探索すると、明らかに住民の雰囲気がローマと異なっているのが分かった。
少し都心部を離れるとホームレスの人や黒人系の人々が多くいることに気がついた。

観光地ではなく、郊外を見た方がその地域の生活のリアルが垣間見れるなと思った。
2月8日フィレンツェにて。

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