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頭がいいやつとは何か

人間の頭の良さには三段階あると思っている。

具体的な事象を理解できるのが第一段階。

その具体的な事象から抽象化して自分のものにできるのが第二段階。

その抽象化したものを使って横展開してアクションを起こせるのが第三段階。

分かりづらいと思うので例を挙げる。


ラーメン二郎はラーメン界の中でも異質な存在でカルト的な人気を誇っている。

並んでいる人の行列を見て、人気なんだな、と理解できるのが第一段階。

二郎は、他のラーメンと違って見た目は汚いし、量も多く、接客も怖いし、食べに行くハードルが高いことで知られている。

飲食店というのは基本的に行きやすく、味が良く、接客も良いと言うことがセオリーと言われている中で、二郎は味以外に関しては全て平均点を大きく下回っている。

では何故人気なのだろう?

それは、味の中毒性がずば抜けているから。(これは二郎に年間100杯は食べている個人的意見)

ということは、商売で成功するには、全ての要素(ここでいうところの味、接客、アクセスのしやすさ)で高得点を目指す必要はなく、一つの要素でずば抜ければいいのではないか?

二郎は一つの要素でずば抜けたからカルト的人気を誇っているのではないか?

と抽象化出来る。
(この抽象化においては個人個人での捉え方があるので正解はない。

これが第二段階。

余談だが、抽象化とは何故?から始まると思っている。

では、自分が商売をやる時には、全ての要素を高めようとするのではなく、一つの要素でずば抜けるためにはどうすれば良いか、を考えて事業を組み立ててみるのだ。

これが第三段階だ。

第三段階においては、
成功する、しないは関係なく、抽象化した上で横展開できるかどうかが大事。


この三つ目の段階まで出来る人が頭がいい人だと考えている。

現代の情報社会においては、知識は無価値になるので、自分の頭で考えて行動出来る人が頭がいい、ということになる。

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