ジョージアに来て1年が経った
2023年、1月11日。珍しくトビリシで大雪が降り続く夜に到着した。
彼は20分後、esimの有名どころ「airalo」では電話番号が発行できず、認証が必要なタクシー配車アプリ「Bolt」に登録ができないことを知る。そして、絶望した所にBoltのアプリ画面を見せた白タクの親父に騙され、通常の5倍料金を取られる。
なんだかんだで1年が経過した。
元々日本に帰る気はあまり無く(理由はこちらを)、大学をやめて4ヶ月目、貯金もあまり無かった。だからこそ、とにかく必死でやるしかなかった。
その結果、ノマドニアで運営サイドをやらせて頂けることになり、システムの開発や管理を担当し、色々シゴトを試した結果それが一番向いている、楽しいという自己発見に至る1年だった。
人と話す、関わることは好きなため、そういう人との関わりを重視する仕事もいいな、とか思う事ももちろんあるし、今でもそれはやりたい。
でもそれって現地サポートとして参加者と関わる時点で結構達成しているし、業務効率化をフリーランスとして請け負うと否が応でも企業や組織の中を知るために、コミュニケーションは必須スキルになる。仕事に関してはこれくらい。まだまだ伸び代はある。
生活面に関しては、微妙に不便だからこそ生活が楽しいジョージアで暮らしたことで自然と生存力レベルが上がった感覚がある。
もうすぐ1年になるTsereteliの道路工事は未だに終わる気配がない。土が露出した状態で車がわんさか通るので、どんどん地面がすり減ってしまい、車高の低い車がアスファルトと土の境目で擦る音を聴くのが日常になってしまった。
そして、日本では出会うことがなかったであろう面白い人達に沢山会えた。自分の中にある「おもろい人図鑑」が結構埋まった感覚は、おそらくジョージアに来ていないと分からなかった。
あとは欧州がとにかく近い&旅費が安いので、欧州好きな自分にとってはいい立地でもある。
恋愛はそろそろちゃんと考えないといけない時期かなと思っている。去年より時間の調整がしやすくなった分もあるが。1つ下の後輩からの結婚報告と2つ上のめちゃくちゃお世話になった先輩から、そして従姉妹の結婚報告が同じ日に来た時は流石に焦りを感じた。
というか自分ももう25なので周囲含めそういう時期に差し掛かっているのかなぁと。
今年も考える事は色々出てくるだろうが、その節々で楽しめれば2024年が終わる頃にはまた「楽しい1年だった」と締めくくれるのかなと思っている。そうなれるように、今年も生き延びます。