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マグカップ
2024年11月2日 10:13
朝になっていた。時計は5時をまだ回っていない。私ケンジはまどろんでいながら、カーテンの隙間から夏の早い朝日が差し込んできていることに気づいた。 横を見るとこちら側を向いている妻アキコがいる、眠っているようだ。ただ顔には何か悪夢に悩まされているような顔をしている。 私はそっとベッドを抜け出し、デスクの上のノートPCを持ち、寝室から出た。まだ甥タクヤも姪カナも眠っている様にリビングダイニングは音