何があっても
その音楽は、私がどんな時でもどこにいてもそばにいてくれた
その音楽を聞き始めた中学3年生の自分には、この先 転勤したり、北欧に訪れたりなんてことも予測できなかった
幼い頃に自分の愛着の対象を引き剥がされた私には、きっとひといちばい喪失への恐怖というものが育ったと思う
それは対人関係においてもきっとそうだ。でも、この音楽はじぶんの辛いときもずっと支えてくれた
大衆音楽のどこが人気あるかなんて知ったことか
詩人が歌を歌うフォーク70年代の頃よりも今は詩人が音楽の場面ではめっきり減ったと思う。
でも、彼は、そんなことじゃないんだよ。伝えたいのはとうったえてくれる
輝いている人を見るのは全てを超えている
彼がこうしてまた歌ってくれることがどれだけ有り難いことか
そして、彼の歌う姿をこうしてみにいけることがどれだけ有り難いことか
もしも、かつての自分が自分のなかに息づいてるというなら、きょうは全ての自分をかっこよさで砕いてくれたと思う