161シナリオTrue編d:伏線のために【美しょゲを作ろう】
美少女ゲーム制作日誌、 #美しょゲを作ろう 。
最近分かりやすさが追求できてないなと自覚したので、なるべく分かりやすく楽しめる記事を意識していきます!
《これまでのシナリオ》
シナリオ↓
プロット↓
《意識の乗り移り、という現象》
別世界そのもの
→ヒロインが別世界の存在を信じている
意識が別の人間に乗り移る(ユーザー)
→意識を他人に繋げるという技術が既にある
→今の自分は本当に自分なのか不安になる
→意識が違う人の時は、目が赤くなる
→隠し要素にヒロインに誰かが乗り移るのを入れたい
主人公=ユーザー
→夕空で主人公の目が赤いことに気づけない
→キスする距離でようやく気づく
前回考えたこの伏線たちを入れていきます。2つは終わってるので、続きを進めていくぞー!
■意識を他人に繋げるという技術が既にある
という内容を伏線として入れこみたい。しかし現状のシナリオには一切ない要素だ。(後付けだし)
なのでこれについてはどこかのバッドエンド付近に選択肢を追加して、「ヒロインが諦め、別の誰かに意識を乗っ取られる」というエンドを作ろう。
しかしそれだけだとヒントが少ないので、「ヒロインの友人や他人が、急に性格が変化して別人になった」という部分を違う場所に入れよう。こっちは既存のシナリオをちょっと変えるイメージかな。
そしてシナリオ執筆・調整の前に……もう2つの要素も一緒に入れていこう。
■今の自分は本当に自分なのか不安になる
■意識が違う人の時は、目が赤くなる
前者については別人格に「自分が自分と証明できるか?」と言われたり、友人が別人みたいになった話のときに「自分は自分なのか」という不安を入れ込もう。
後者はヒロインが別意識に入った時に「目が赤くなる演出」を入れよう。
よし、それぞれが入りそうな所を探してみよう!
■新しいバッドエンドへの選択肢を作ろう
まずは「ヒロインが諦め、別の誰かに意識を乗っ取られる」というエンドを作っていきます。これが入れられそうな部分は……
@2ーB2
47
;表情:目を見開いてから俯き
首を横に振れば、彼女肩を震わせて。
48
小色
「なんで……なんで、ですか……」
49
;演出:自身の身体を抱き締める動作
震える身体を縮こまるように抱き締めて、
彼女は涙を溢した。
50
;表情:顔を上げて、悲しげに叫ぶ
小色
「わ、私、これでも皆から、
可愛いって……言われてるんですよ……?」
51
;演出:全体クエイク
;表情:怒りが入った悲しげに
小色
「お願いだから……っ、何だってします、
この身体も、好きにしてもらっていいから!」
52
;表情:自分の行動に気づいて呆然と悲しげに
小色
「だ、だから……私に、恋を……」
53
;表情:後悔して俯き
忘我の時を越えて彼女は呆然とうつむく。
自分が告げた言葉を噛み締めて、また泣いて。
54
;演出:袖で涙を拭く
;表情:顔を上げて、悲しげに笑う
何か声を掛けるべきかと悩む暇もなく、
涙を拭って無理やりに微笑んだ。
55
小色
「ご、ごめんなさい。
私、その、変になってましたね……!」
56
小色
「ちゃんと覚悟、してたはずなんですけど……
いざ目の前にしたら、辛いこと考えちゃって」
57
;表情:微笑み→苦笑い→感情が抜け落ちる
その瞬間、見えたのは。
全てを諦めてしまった暗い瞳。
58
小色
「嘘でも……もう、何でもいいから――」
59
;表情:感情抜け落ちたまま涙を流す
小色
「――貴方に、キスを。
恋を、愛を、教えてもらいたかった……」
60
そう呟いた彼女を見て、
■は■■をa7owVzBfME8wajBEMGhgHTBjMF8wAg==
;演出:バグっぽい演出、文字化けにする
→リセット
この辺りではヒロインが希望を捨てているので、先ほど考えたエンドへと入る選択肢を入れられそうです。特に選択肢としては……
53
;表情:後悔して俯き
忘我の時を越えて彼女は呆然とうつむく。
自分が告げた言葉を噛み締めて、また泣いて。
54
;演出:袖で涙を拭く
;表情:顔を上げて、悲しげに笑う
何か声を掛けるべきかと悩む暇もなく、
涙を拭って無理やりに微笑んだ。
55
小色
「ご、ごめんなさい。
私、その、変になってましたね……!」
この辺りを変えたら行けそうだね。
54クリック目の「何か声を掛けるべきかと悩む暇もなく」は主人公の行動を出してるので、選択肢にした方がより主人公=ユーザーの構図になりやすいはず。
ではここを変形させてみよう。54クリック目を選択肢にして、それに合わせて53クリック目を調整する。
53
;表情:後悔して俯き
忘我の時を越えて彼女は呆然とうつむく。
自身の言葉を噛み締める彼女を見て……
@選択肢2ーB2
54
「何もしない」→2ーB2ー1
「気にしてないと声を掛ける」→2ーB2ー2
@2ーB2ー2
55
;演出:袖で涙を拭く
;表情:顔を上げて、悲しげに笑う
小色
「ご、ごめんなさい。
私、その、変になってましたね……!」
こんな感じかな。太字の所が調整した部分です。
「気にしてないと声を掛ける」が元々のエンドに続く道なので、ここからは「何もしない」の続きを書いていこう……という所で今日はここまで。
また次回続きをやっていきます!