【エッセイ】報道と心理と私の秘密
この度、巷ではセンセーショナルな事件が起きた。松本清張先生を敬愛する身としてはここは一本「日本の黒い霧」よろしく、社会派ミステリーを書くべきなのだろうが、創作では流血事件や殺人事件を書いてはいるものの、ホンモノの、特にホットな事件のニュースを見聞きすることを、私は大の苦手としている。
起きてから時間が経った事件についての情報であれば、休みの日に一日中事件史についてのホームページを読み漁っていても平気なのだが(それはそれでどうなのよと自分でも思うし、後から怖くなるのは秘密