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いつ達成されるの?男性育休取得率目標

2019年度の男性の育児休業取得率は7.48%

2020年7月31日に厚生労働省から発表された「雇用均等基本調査」にて、2019年度の男性の育休取得率が公表されました。

既に各所で話題になっていますが、前年度比1.32ポイント増の7.48%・・・

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政府は「2020年度に13%」の男性育休取得率を数値目標として掲げており、達成はほぼ不可能だと思われます。

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(2年で7%アップさせたいなら今年で4%くらいはアップしておきたかったですよね…)

「女性の管理職比率2020年度に30%」も達成は絶望的

同じ「雇用均等基本調査」では女性の管理職比率のデータもあり、こちらは課長相当職以上に占める女性の割合が11.9%となっています。

こちらも政府目標では「2020年度に30%以上」となっており、達成は厳しい状況です。

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数値目標だけでは企業も官公庁も劇的には変わらない

僕はこの「男性育休」も「女性管理職」も政府は数値目標と啓発施策だけで実効的な施策が打てずにきた結果だと思っています。

「応援する」「後押しする」「推進する」…こういう言葉はもうたくさんなんです。
数値目標だけ掲げて、後は現場=企業や官公庁でなんとかしてよっていう姿勢が現れているような気がします。

・女性管理職比率を3割以上の企業の法人税を減税する
・パパママ同時育休の世帯への給付金を上乗せする(10割保証)
・大企業は男性育休取得率を5割以上にしないと企業名を公表

など、わかりやすく、実効性のある施策を政府主導で打ち出していって欲しいですね。

「夫の産休」創設に期待

そんな中、先日男性の産休が創設されるというニュースが飛び込んできました。

これですよ!まさにこういう施策を求めていました。
男性が妻の出産直後からお休みを取ることで男性の育児参加が促される上に、「産休→育休」へのステップができることでそのまま長期の育児休業取得にもつながると思います。

できれば「夫の産休」も女性の「産休」と同じく、産前・産後にして欲しいです。私の経験上、産前にもベビーベッドやチャイルドシート、新生児用の服、ミルク、哺乳瓶などなど準備するもの・ことは山ほどあります。

そして、この産前産後のタスクの多さゆえ、女性が自分の実家に帰って出産と最初期の育児をする「里帰り出産」が一般化しているのだと思います。

産後だけでなく、産前も含めて夫が休業して妻に付き添えることで、里帰り出産の必要がなくなり、夫婦が同じラインで育児をスタートできるようになります。

数値目標の先にあるのは?

「男性育休取得率13%以上」という目標の先にあるのは、男性が女性と変わらないレベルで育児に関わる世の中にするというビジョンだと思います。

そのためには今「家庭に帰してもらえない」子育て世代の男性がもっと家事・育児に参加できるような働き方に変わっていかなければなりません。

いつか
「え?男が育児休業取るのって普通じゃなかったんですか?」
「家事・育児する理由ですか?父親だからですけど…って他に何かあります?」
って子育て世代の男性に言われるような日がきたらいいなと思います。


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