本当は投資が得意な日本人。投資より貯蓄をするようになったのはお国のため、戦争のため。
以前、弊社事業のGeek養成塾(資産形成スタートクラス)の中で「インベスターZ」という投資の漫画の話がチラッと出まして。
僕自身は完結した頃に電子書籍で全巻買っていたのですが、読んだのが数年前だったので改めて読み直してみようかなーと思って最近1日1話ペースで読んでいます。
ちなみに余談ですが、「インベスターZ」の作者さんは最新作のドラマでも最近話題になっていた「ドラゴン桜」の作者さんでもあったりします笑
さて、表題の件。
日本には古くから「無尽」という相互扶助の金融形態があり、今でも一部の地域の風習で残っているそうです。
この無尽に出資することが昔の日本人にとって手近な投資であり、だからこそ昔の日本人は投資が得意だったそう。
そしてなんと、この「無尽」は起源を辿ると鎌倉時代(1185-1333年頃)まで遡ると言われているようです。
世界初の株式会社「オランダ東インド会社」が生まれたのが1602年と考えるとすごいですよね。!!
それぐらいご先祖様にとっては身近だった投資。
しかし現代人の多くは「投資」と聞いただけで「怪しそう」「怖い」と煙たがってしまいます。
どうしてそうなってしまったのか??
日本が日中戦争から太平洋戦争へと突入していく昭和10年代頃。
戦争には多くの資金が必要となります。
だからこそ当時の政府は「戦争に勝つために国民はせっせと貯金せよ」とするプロパガンダをし、「貯金しない非国民」というレッテルを貼られることを恐れた国民の多くは手持ちのお金をせっせと金融機関に貯金したそうです。
その後も長期化する戦争のために「国民貯蓄組合法」という法律を作って全国民に貯金を強制し、敗戦後には国を建て直すために郵便局ネットワークを駆使してお金をかき集めたそう。
そして約80年以上にわたって貯金をし続けた国民は、「お金を銀行に預ける」習性がすっかり身についてしまったとのこと。
高度経済成長期は金利が高くて銀行にお金を預けていればどんどんお金は増えましたが、今では銀行に預けても金利が0.002%とかなので100万円を預けて1年で増えるお金はたった20円。
銀行にお金を預ける義理もメリットも小さくなっている今だからこそ、投資にも再び目を向けていくことが大事なのではないでしょうか。
不安に感じている方でも大丈夫です。
昔の日本人にとって投資は「普通のこと」だったんです。
その血筋を引いてる自分たちだって投資を「普通のこと」にできるはず。
だからこそ、親子で一緒に投資のこと、お金のことを学んでみませんか??
Geek養成塾(資産形成スタートクラス)第3期にて、お待ちしております!
※今回の話は三田紀房氏作「インベスターZ」23話を参考にしています。