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【訪問鍼灸マッサージの専門性は地域にとってなくてはならないものである】
○か×か!?
~これから訪問を志すあはき師の皆様へ~
2014年6月1日、約10年前に社内の新部門として訪問鍼灸マッサージ事業所を立ち上げました。アッという間にもうすぐ10年。いやはや早い。
当時は主に通所介護事業、居宅介護支援事業を運営していて、介護保険の改正も「地域包括ケアの推進」や「医療と介護の連携・機能分担」がトレンドになりつつあり、社内でもどのように医療と連携していくか模索していました。
介護と医療が直接連携出来る地域の実現にはかなり時間を要するのではないかと思い、繋ぎ役としての専門職が地域で活躍することで、医療と介護の距離が縮まるのではないかと考えと、当時は通所介護事業をメインに運営していたこともあり、既存のご利用者様への機能訓練の充実という視点から訪問鍼灸マッサージ事業は事業としての汎用性や顧客満足度の向上、関わるスタッフの幅広い経験という観点から訪問鍼灸マッサージ事業の立ち上げを決めました。
僕自身は介護福祉士で、リハビリの専門職ではない。
正直当時はマッサージや鍼灸を受けたことがなく「押して良くなるとか、刺して痛みが取れるって本当??」と思っていたほど。また、立ち上げに際して独立している先生や法人代表者に話を聞くと“不正”とか“同意書問題”などネガティブファクターばかりが耳に入る。
本当に在宅で訪問鍼灸マッサージ事業は馴染むのかな?
一抹の不安がありながら、立ち上げを一緒にやったあはき師の院長と開業しました。
ケアマネへの営業回り、新規患者様の紹介、体験施術、契約及び重要事項説明書の説明同行、そして1か月、2ヶ月と継続して訪問同行で患者様の状態変化を確認。すると、、、
ご利用いただく患者様がどんどん元気になる!
そして笑顔が増える!!
ここに大きな感動を覚えました。
僕は介護の専門職なので、例えば訪問した際にコミュニケーションや信頼関係の構築で、患者様やご家族様へ元気や笑顔を届けることはできる。
ただ、あはき師はそれにプラスして、適切な問診から、身体に触れ、痛みや拘縮に対してしっかりと継続したアプローチをすることができる。
これは本当に素晴らしい専門性だなとその時に確信し、地域への貢献及び在宅領域における施術者の育成を主として事業拡大に舵を切りました。
治療家として痛みや拘縮等の部位に対してアプローチすることはとても大切なことだと思うけれど、在宅ではそれにプラスして「チームケア」という視点と「QOLに着目した継続支援」が大切になってきます。ここに興味を持ち、取り組み続けることが在宅では何より大切になってくるかなと考えています。
どうしても訪問鍼灸マッサージ事業は療養費で介護保険とは異なるのですが、10年前と比べるとケアプランの2票に組み込まれたり、サービス担当者会議への出席打診があったりと地域包括ケアの中で一つ重要な役割を担い始めていると感じています。
だからこそ、
患部だけではなく、その方の生活も
患者だけでなく、家族背景も
個人だけでなく、チームケアも
治療だけでなく、患者様の在りたい姿への伴走も
それが当たり前に実践できる訪問鍼灸マッサージ業界になると確信していますし、そこに向って仲間達と共に走り続けています。
~訪問を志すあはき師の皆様へ~
介護保険制度は2025年という一つのマイルストーンを迎える令和6年度改定において、地域包括ケアの推進から深化・推進への舵を切り、また重層的支援という高齢・障碍・児童という幅広い福祉を支えるインフラとしての構築を開始していきます。
経済動向を背景に、既存の介護医療メンバーだけでは在宅介護を支えることができない状態になりつつあると危機感をもっています。
“訪問鍼灸マッサージの専門性は地域にとってなくてはならないものである”
個人的な答えは◎!!!
だからこそ、是非!在宅に興味があれば仲間に加わってくださいね!
地域は違うかもしれないけれど、同じ業界の仲間として心から応援します!!
不明点や不安なことがあれば一緒に解決していきましょう!
都内であれば弊社の訪問鍼灸マッサージ事業で学び、成長することも可能です!大田区、品川区の訪問鍼灸・訪問マッサージはリプラス(Re+) (replus-smile.com)連絡ください!
ふと、あはき師さん達の合格の喜びの声を目にしたので長文失礼しました!
最後までお読みいただきありがとうございました。