見出し画像

自分の中にいくつキグルミを持っているか。

枝雀師匠の落語を聞いてそう感じました。

うるさいほどに元気で商売っ気の強い医者を信頼できますか?
ロジカルで静かに話す魚屋さんから、生きのいいサバを買おうと思いますか?
ニヤニヤした顔の葬儀屋に葬式を頼みたいですか?
ポーカーフェイスなウエディングプランナーと結婚式の打ち合わせしたいですか?

それぞれ、一般的に人が思うその職業の型、つまりキグルミがあります。ふなっしーは動きが激しくてしゃべる。くまモンは機敏な動きもするけど喋らない。もっと職業に寄せていくと、営業はハキハキしゃべりよく笑うとか、アナリストは細かなとこまでしっかり伝えるとか。

仕事をする上で、相手が求めているイメージと型があります。それは信頼に足ると判断する材料とも言えます。本来の自分を見せる前に、相手が自分に対して、どんなハコ・キグルミを持っているかを意識しないといけません。

例えば、Pinterestを知らないデザイナーを信頼してないとか、ブログ書いたことないデジタルマーケターを信頼してないとか、政治に詳しくない社会人はありえないとか、字が汚い法律家は不安だとか。

自分の中に相手に合わせられるだけのキグルミをいくつ持てているか。それをもう一度考えないといけないなと思いました。

そうしてはじめて崩していける。
型があるから型破り。型がなければ型なしです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?