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ダウ90000本公演「ずっと正月」の感想

感想記事なんて自己満足に過ぎないことは百も承知ですが、
それでも公演を観て、感想をなにかちゃんと形にせずにはいられなかったので、このnoteを書こうと思いました。

僕にとっては、本当にお洒落で最高に面白い公演でした。
終わった直後、自分の感想を言い表せる最適な言葉が見つからなくて、帰り道、ぼんやりと繰り返し何度も「良かったなぁ」と空に向かって呟いていました。そんな感情にさせられる公演でした。

そんな語彙力の感想です。ネタバレなんてそもそも無いですが、それ以前にきっと中身も空っぽです。けれどそもそも「あの台詞が良かった、あの演出が最高で、」なんて言葉がどれもチープに思えたことも確かです。

ぼくの短くて拙い感想を率直に表すと、
『たぶん、観るタイミングが違っていたら、きっとこのダウ90000に憧れて大学でこんなユニットを組みたいと思っていただろうな』という気持ちです。こんな充実した作品をみんなで作り上げるなんてきっと、とんでもなく楽しいだろうし羨ましいなって、演者全員に感じました。そしてなにより格好いいな憧れるなって。そんな気持ちです。

もう憧れちゃう良さが全部詰まってるんです。
演劇のような感情の揺さぶりがあって、コントのようなワードパンチもありながら、MusicVideoのような小粋な演出が挟まって、もうジャンルなんて関係なく『彼らのやりたいこと』を全部詰め込まれたような作品で、その素直さに惹かれたんだとおもいます。

これを観て「これは演劇?コント?」なんて分類したがる人間こそが野暮ったいなと思っちゃいます。例えるなら、とっても美味しい『お箸で食べられるフレンチ』を食べて、味より先に「これは和食?フレンチ?」なんて論じる人間たぶんつまんないでしょう。きっとそれと同じです、きっと。

『この人たちに関わると面白いものが生まれそう』と思わされる、羨ましい雰囲気がいま漂っています。
そして『叶うなら、この人たちの創る世界に少しでも関わりたい』と思いながらも、きっとそんな機会は今後ないまま、応援しつづけると思います。

今回の第3回本公演「ずっと正月」は、アーカイブ配信のチケット販売もあるとのことです。僕はきっと、また何度も観返すことだと思います。
僕の感想はどうでもいいです。もし興味があれば、ぜひご覧になってください。100分ほどの、ほんとに素敵でお洒落な群像劇でした。

【動画配信】ダウ90000第3回本公演「ずっと正月」
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2137284&rlsCd=001

ダウ90000第3回本公演「ずっと正月」

文責:澤田涼( https://twitter.com/ryo_sawada

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Ryo Sawada
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