新しい結びつきを、今日から
いよいよ
2026年(令和8年)秋から2027年(令和9年)夏
と具体的な時期が示された国道289号・八十里越の開通。
この八十里越は、観光や産業、物流といった面からの効果が期待されますが、実は「命の道」でもあります。
というのも、今、福島県只見町からの救急車は、約95分ほどかけて福島県会津若松市内の救急病院に搬送されているのですが、八十里越の開通後は、県央基幹病院の方が近くなるのです(約75分)
これまで私たち三条市は、八十里越の開通に向けておとなり福島県只見町さんと観光などさまざまな交流をそれこそ旧下田村時代から進めてきましたが、本日2024年10月1日
医療
という新しい切り口でも正式に手をつなぐことになりました。
1.医師確保に向けて
私たち三条市は、2024年1月、新潟県・日本大学医学部と協定を結び、この地域における将来のお医者さんの確保に向けて責任をもって動き出しています。
内容は、
日本大学医学部の学生に、新潟県と三条市で奨学金を貸与する
その学生が医師免許を取得後、県央基幹病院を含む新潟県内の特定の病院で一定期間(9年間)勤務した場合には、奨学金の返済を免除する
というもので、実際に対象となる学生1名が今年4月に日本大学医学部に入学しました。
2.只見町さんも動いてくださります
本日2024年10月1日、済生会新潟県央基幹病院、只見町、私たち三条市の三者協定が新たに締結されました。
内容は、
医師確保に向けた新潟県・三条市による奨学金について、只見町も今後は一部負担をする(具体的な金額はこれからの協議です)
というものです。
只見町の渡部町長さんからは「県央基幹病院は新潟県側に建ててもらったわけだが、只見町の町民の大切な命も預かっていただく病院でもある。只見町としても(フリーライドするのではなく)責任をもって何らかの関与したい」旨の力強いメッセージをお会いするたびにいただいておりました。
その後、渡部町長さんとのご相談を経て、本日の協定締結に至りました。
この取り組み、福島民報さん ↓ にも大きく取り上げてもらっており、福島県側でも注目していただいております。
私たち三条市は、これまでも取り組んでいるお医者さんや看護師さんの確保のみならず、
ということが発生しないように、第二産業道路や石上大橋をはじめとする基幹病院周辺の渋滞対策や道路整備にも引き続き力を入れていきます!
ちなみに、私たち三条市は、2023年より看護師さんの移住支援を行っています。これまで26人の看護師さんがこの制度を活用して三条市に移住してくださっています。詳しくはこちら ↓ から!