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やったことないのに言うなと言われるのは戦闘力が弱いから #1243

お元気ですかー?
今日は「やったことないのに言うな」と思われる人と、同じような状況でも感謝される人の違いについてお話ししたいと思います。

「そんなのやったこともないのに、何言ってるの?」って言われてしまうこと、ありますよね。でも、不思議と同じようにアドバイスしているのに、逆に「ありがとうございます!」と感謝される人もいる。何が違うのか?

僕は、これは“戦闘力”の違いなんだ、と考えています。

やったことないのに感謝される人は、何かのプロ

例えば、あなたが現場に出たことがない経営者からアドバイスされたとしましょう。そのアドバイスの内容が的外れだったとしても、なぜか耳を傾けることがあります。それは、その経営者が「経営」という分野でのプロフェッショナルだからです。

つまり、何かの分野で突出していると、他の分野についても自然とその人だからこその視点や考え方が出てくるんですよね。現場の具体的なことを知らなくても、「経営という大きな視点から見たら、そういうアプローチもあるのかも」と学びになることもあります。
僕も営業の現場において、経験のない人からアドバイスをもらうことがありますが、何かのプロの方のアドバイスは参考になることが多いです。

一方で、営業未経験のピヨピヨビジネスパーソンから営業スキルについてアドバイスされたらどうでしょう? 「え、やったこともないのに…」と、思うこともありますよね。

僕は、この違いを生み出しているであろう、プロ度合いを戦闘力と表現しています。

感謝される人は、戦闘力が高い

「戦闘力」というと少し抽象的ですが、ここでは「自分が専門分野でどれだけ力を発揮できるか」という意味で使っています。簡単に言うと、専門分野で実績があり、その人自身の力があるかが、アドバイスのレベルを左右するんです。

戦闘力が高いと、違った角度からの有益なアドバイスをすることができて、受ける側が感じる「説得力」も自然と高まります。逆に、戦闘力が弱いとその説得力はゼロ、もしくはマイナスになってしまうのです。

戦闘力が弱いと、言うことも的外れになる

戦闘力が弱い人のクソバイスが、具体的に起こしている現象は「アドバイスされる側がすでに通過してきたような、浅いことを言ってしまう」ということです。

例えば、僕がよくもらってきたクソバイスに「もっと理路整然とロジカルに説明した方がいいよ」と言うものがあります。僕はそのたびに思います。
「わかってるよ!!!!」と。
「その引き出しもある(下手でも)けど、話の内容が人材ビジネスにありがちな微妙にグレーな部分に触れているからキレを減らしてるんだよ!」と。

何千と商談を重ね、その度に悩んできての今なんです。完璧とも思わないし今も悩んでいるし、アドバイスも欲しいけど、流石にそのレベル(人材営業1年生)は通過してきたよ!僕、もう35歳だぜ!?(当時)と思います。

このように、戦闘力が弱いとどうしてもアドバイスの内容が受ける相手(こちらもプロですから)が遥か昔に通ってきた道やわかりきったアイディアになってしまうのです。当然、相手からすれば「今さらそれ?」と思われてしまいます。それに対して、「バカなの?」って言えないから、「やったことないのに言わないほうが・・・」と言われるのです。
だって、本当はやったことない人もアドバイスしていいし、むしろ他のプロからのアドバイスこそ、視点が変わって価値があるんですから。

戦闘力が弱い上に、想像力がない

さらに厄介なのは、戦闘力が弱い人ほど想像力が乏しくなりがちだということです。つまり、相手がすでにどの段階にいて、何を考え、どんな壁にぶつかっているのかが見えていないんですね。

先ほどの例で言えば、人材営業15年くらいの当時の僕に、1年生向けのアドバイスをしています。さらには商談の状況、顧客の状態などの条件も全て無視です。その上で、アドバイスしてくれる気持ちはありがたいですが、クソバイスはクソバイスです。

逆に、戦闘力の高い人は「この人がどのレベルにいるのか」「何が課題なのか」「状況はどうなのか」を想像したうえで、アドバイスをしてくれるので、さらに的を射たアドバイスができるんです。

想像力があればクソバイスをしないという選択もできるので、想像力って大切だな・・・と思います。

最後に

今日は「やったことないのに言うなと言われるのは戦闘力が弱いから」というタイトルでお話ししました。他人にアドバイスしたければ、まずは自分自身の戦闘力を上げることが重要です。何かの分野で圧倒的な力を持つと、他の分野についても有益なアドバイスができるようになります。やったことないことに対してアドバイスをしても「ありがとう」と言われたいですよね。そのために、まずは自分の戦闘力を高めましょう。そして、戦闘力が高まったら、相手の立場に立ち、相手の視点を理解したうえでアドバイスをすることを心がけましょう。

では、また!


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