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【読書感想文】「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学#1258

こんにちは!
今回は小塩真司さんの『「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学』を読んだ感想を共有したいと思います。
Facebookリンクをシェアしていいのかわからなかったのですが、こちら、良くコメントくれるお友達が読むと言っていて、「なんとなく呼ばれた気がする」と思って買ってみました。


読む前の自分

と言いつつ、本音では自分のことを「性格が良いやつ」と認知している僕は、「世の中、性格が悪いやつ多いもんなー」っていうモチベーション?で読み始めました。良いやつだと思って生きていないと、酸素を吸うことを申し訳なく思ってしまうのです。

読んだ後の自分

しかし、読み始めてすぐに、「いや、これ僕じゃん!」「自分自身はどうなのか?」「ダークと書いてサクライと読むのではないか?」そんな疑問を抱くようになりました。
結論、本書を通じて、「性格が悪い」という要素は誰にでも存在し、簡単に「良い」「悪い」と割り切れるものではないことを理解しました。決して、自分が性格悪いと認識したくないわけではありません。この本を読んでください。みんな自分のダークな側面に気が付くはずです。

著者は、マキャベリアニズム、ナルシシズム、サイコパシー、サディズム、スパイトといったダークな性格特性を紹介し、それらがどのように私たちの行動や人間関係に影響を与えるかを詳細に解説しています。ちなみにタイトルから想像するのの80倍アカデミックです。

特に印象的だったのは、「性格の良し悪しはその結果で決まる」という考え方です。性格特性そのものが問題なのではなく、それをどのように活用するかが重要だと。例えば、強い自己主張や競争心は、適切に使えばリーダーシップとして機能しますが、過度になると他者を傷つける可能性があります。

また、自分の中のダークサイドを否定するのではなく、それを受け入れ、適切にコントロールすることが大切だと理解しました。完全に「性格が良い」人も「悪い」人も存在せず、そのバランスが重要であると感じました。(決して僕の性格が悪くないと言いいたいわけではないですw)

読み終わって行動することにしたこと

この本を読んで、自分の性格特性を客観的に分析し、それらを世の中の良いことのために使いたいと強く思いました。性格のダークさとは関係ないですが、営業の技術も「その技術をお客様のために使えば営業で、自分だけのために使えば詐欺」だと考えます。僕の性格も「何に使うのか」「どう言った結果を目指すのか」で、その良し悪しが変わってくるのです。
かなり大人と言われる年齢になりました。自己利益だけを追求するのではなく、社会に貢献してい期待ですし、相手の立場を理解し、目の前の相手にGiveできるように、そして何よりw自分の性格的にキツすぎる状況は避けつつ、自分の性格を活用していきたいと思います。キーワードは「ダンラップになるのか?スティーブ・ジョブズになるのか?」です。

また、他者のダークサイドにも理解を深めることで、チーム内のコミュニケーションや人間関係の改善にも取り組んでいます。性格の違いを尊重し、お互いの特性を活かせるような環境づくりを目指しています。

最後に

『「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学』は、想像以上にアカデミックに性格について知ることができること、性格というものはそれによって引き出される結果によって評価が変わることが大きな特徴の一冊だと思います。性格のダークサイドを持つことは誰にでもあり、それをどのように活かすかが重要なのだと思います。
残念ながら?、「あいつは性格が悪い!」という感情に溜飲を下げる本ではありませんが、自分の性格にも悪い要素があることを知り、それとの付き合い方について考えてみたい方にはとてもおすすめです!
では、また!


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