見出し画像

価値を提供するってどういうこと? #1350

お元気ですかー?
今日は「価値提供」の本質について考えてみようと思います。僕たちが日々仕事をする中で、何かしらの形で価値を提供しているわけですが、その「価値」とは一体何なのでしょうか?
分かりやすく希少価値が高いものは勝手に売れます。僕たちが作れる価値とは何なのか・・・粘着質な僕は、価値についてよく考えますw

やりたくないことをやり切る価値

まず、最もシンプルかつ本質的な価値提供の形。それは「みんながやりたくないことをやり切ること」です。
たとえば、人材サービスの現場で言えば、細かな調整や面倒な書類作成、地道なフォローなど。派遣スタッフや企業の担当者が「こんな細かいこと、自分ではやりたくないな」と思うようなことを、丁寧にやり切る。これが実は、本質的に価値の高い仕事だったりします。
同じ派遣会社同士で比べても、取り立てて他の会社に出来ないような強味がなくても、細やかなスタッフフォローや丁寧な定着戦略の提案や要件についての提案・・・そういう、やり切るには体力と気力が必要な仕事をやり切れば、それだけで差別化になったりします。

「ダサい」を引き受ける勇気

次に、価値提供の中で意外と見落とされがちなのが「ダサいことを引き受ける」というポイントです。
目立たないけど重要な仕事、評価されにくいけど欠かせないタスク。こういう「ダサい」仕事にどれだけ真剣に向き合えるかで、その人の信頼が決まることもあります。
たとえば、派遣スタッフのシフト調整やトラブル対応といった、華やかさとは無縁の仕事も、きちんとやり切ることで信頼を積み重ねることができます。
耳障りが良いことばかり言って、右から左に人材を流すような仕事しかしていない派遣会社は大きな価値提供をしているとはいいがたいと僕は考えています。

特定のターゲットに愛されること

そして、もう一つ重要なのが「特定のターゲットに愛されること」です。
これは、「みんなに好かれる」ことを目指すよりも、特定の人にとって「なくてはならない存在」になることが、僕たち個人が取り組むことができる価値提供なのではないかと考えます。特定の誰かに愛されることが、ビジネスにおいても、人間関係においても価値を生むのだと思います。

人材サービスで言えば、全ての企業や求職者に対応するのではなく、「この分野に特化している」とか、「この業界で派遣するならここ」と言われるような存在になることが大切です。
僕の尊敬する先輩は、巨大資本に巻き込まれず、町の靴磨き屋さんになれ!と教えてくれています。

本質的な価値は面倒くさいもの

共通して言えるのは、「本質的な価値は面倒くさいことに隠れている」ということです。
誰もがやりたがらない仕事、ダサいと感じる作業、特定のターゲットに向き合い続ける努力。それらは簡単なことではありませんが、それが簡単には差別化が難しいサービスやプロダクトを提供するときに、やり切ることで追加できる付加価値なのではないでしょうか。

最後に

価値提供とは決して華やかなことばかりではありません。むしろ、地味で面倒なことをコツコツ積み重ねることが、その価値を最大化する鍵だと僕は思っています。
「自分が今やっている仕事は、本当に価値があるのか?」
そう問い直したとき、少し面倒でも(いや、面倒な分)「それが誰かの助けになっている」と思えれば、それはきっと価値のある仕事なのではないでしょうか。

では、また!


お問い合わせ | note(ノート)
オープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」(匿名&出入り自由)
オープンチャット「人材派遣営業の駆け込み寺」(匿名&出入り自由)
公式LINEで個別連絡が可能です(無料オンライン相談、有料記事プレゼントがついてきます)

いいなと思ったら応援しよう!

櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす
サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。