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ミドル以降の転職のポイントは社内調整以外の強みがあるかどうか #1162
こんにちはー!
今日は「ミドル以降の転職のポイントは社内調整以外の強みがあるかどうか」というテーマでお話しします。
自分も周りもミドル世代となり、管理職としての経験を持つ人が転職をするときの罠が見えるようになりました。
管理職に必要な調整力
僕はこれまでのキャリアで地方の転勤が多く、本社での勤務は少なかったです。そのため、16年勤めた会社では、本社・首都圏の多くのメンバーと深い関係を築く機会が少なかったです。地方の拠点では、限られたリソースの中で仕事を進めるためのマネジメントが求められましたが、本社での勤務となると状況は一変しました。
関係者の人数が多い本社勤務では、仕事を進める上で、誰に何をお願いするか、どの部門とどう連携するかといった調整力が非常に重要です。
僕が初めて本社でチームを持った時、地方拠点の時と同じように自分のチームのリソースを出し入れしていました。
しかし、同期でずっと本社勤務の仲間から、「〇〇さんに頼めば、秒で終わるよ?」とアドバイスをもらいました。
実際に、そのアドバイス通りに動くと、苦労が嘘のように仕事が終わりました。その後も似たような状況が何回かあり、誰に何をお願いできるのか?調整できるのか?がわからないために、プロジェクトの進行が遅れたり、無駄な摩擦が生じたりしてしまいました。
特に、自分だけが管掌する業務以外の情報が非常に早く流れる状況では、スムーズに情報をキャッチし、それを基に迅速に調整を行う能力が求められます。この調整力は、組織内の信頼関係やネットワークを築くことで強化されます。
この能力が低いと、明白に仕事の進捗が遅くなります。もちろん、この能力が高い場合は個人が仕事ができることの何倍も仕事が進みます。
調整力は評価されるべき、管理職の能力・スキルと言えます。
ミドルの転職の罠
そんな重要な調整力のですが、ミドル以降の転職においては、このスキル一本で転職するのは危険です。管理職として転職を考える際、社内調整力は新しい職場では通用しない場合が多いからです。
新しい組織ではまだ信頼関係やネットワークが構築されておらず、初めからそのスキルを発揮するのは難しいからです。
また、ベンチャーやスタートアップの環境ではそのネットワークそのものの価値が低かったりします。
僕は社内調整力や社内ネットワークに劣等感があったため、その能力が高い人を尊敬して注目しています。なので、調整力が高い人や武器の人の転職も横目に見てきました。
(とはいえ、10名程度の例ですが)その中で気がついたのは管理職として調整力一本の転職は危ういということです。新しい環境では、周りとの協業や調整よりも自身が戦力として期待されるため、調整力だけに頼っていては、その期待に応えることが難しくなるのです。
そのため、ミドルの転職では、調整力以外に勝負できるスキルや能力が必要です。例えば、専門的な知識や技術、リーダーシップなどで個人としてもパフォーマンスしないと転職後に軌道に乗せにくいと観察していても、自分の経験からも思います。
最後に
今日は「ミドル以降の転職のポイントは社内調整以外の強みがあるかどうか」というテーマでお話ししました。管理職としての経験や社内でのネットワークが豊富でも、新しい組織での成功には社内調整力だけでは不十分です。転職に際しては、調整力以外に勝負できるスキルや能力を持つことが重要です。
最近、自分で手を動かしてないなーと思うミドルの方は調整力だけに頼らない仕事のやり方を考えてみても良いかもしれません。
では、また!
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