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派遣業界をよりよくするためにどうすれば良いか? #1328

お元気ですかー?
先日、高付加価値アウトソーシング研究会の12月回のパネルディスカッションで登壇させていただきました!


「そこまで言って委員会」というテーマで好き放題言うというただ、僕が楽しいだけの回だったのですが、ここから、その時に出た8つのテーマを少し掘り下げてnoteにまとめていこうと思います。

今日は8つ目のテーマ。(8つ目がラスト!)
「派遣業界をよりよくするためにどうすれば良いか?」です。

可視化と透明化の重要性

派遣業界がさらに発展し、信頼性を高めるためには、曖昧さや不透明さを排除し、できるだけ透明化していくことが求められると僕は考えています。
「データ装備費…」
「年越し派遣村…」
「派遣切り…」
業界人なら誰しもが本当はもっとしっかり説明したいものや、もっとしっかり謝罪したいこともあるのではないでしょうか?
しかし、現実的には業界の外から見たら不透明で不明瞭なことがたくさんあるはずです。
このままで派遣スタッフ、派遣先企業、そして派遣会社の三者間での信頼関係を築くことができるのでしょうか?そのためには、情報の透明性が求められるのです。

マージン率の公開とその意義

現在、派遣会社にはマージン率の公開が法的に義務付けられています。
確かに、公開されているのは会社全体の平均値であり、個々の派遣社員に関する具体的なマージン率は明示されていません。
このため、派遣社員は自分の労働に対して派遣会社がどの程度の手数料を受け取っているのかを正確に知ることができず、不透明さが残っていますが、とはいえ、人件費比率を剥き出しにしてビジネスしてる業界は派遣業界だけですし、透明性が高い気もします。(というかるなぜに人件費を曝け出す必要が…とも僕としては謎です)

しかし、当然ながら、マージン率の公開だけが透明性の指標ではありません。
大事なのは各派遣会社が自社のサービス内容や他社との差別化ポイントを明確に発信し、胸を張って自社の価値を示すことが重要です。そうじゃなきゃマージン率が低ければ低い方が良いということになってしまいますしね。
これにより、派遣スタッフや企業が適切な選択を行える環境が整います。

働く一人ひとりの覚悟と情報発信

さらに業界全体の透明性を高めるために僕が望むのは、働く一人ひとりが覚悟を持って情報を発信することです。
具体的には、顔を出して自身の経験や意見を共有し、オープンな情報交換を促進することです。
これにより、業界内外からのフィードバックを受け取り、サービスの質を向上させることができます。あと、後ろ暗いやり方の仕事はできなくなりますw

例えば、派遣営業が自身のキャリアや経験や考えをSNSやブログで発信することで、派遣スタッフや企業にとって有益な情報となります。
また、営業に限らず派遣会社の中の人が業界の課題や取り組みを公開することで、信頼性の向上につながります。
そうやって真摯にオープンに取り組んでいる会社や個人に、自然と働く人が集まってくるような業界になれば、人材派遣は今の何倍も素晴らしい選択肢になりうるのではないでしょうか。

最後に

派遣業界がより良い未来を築くためには、曖昧さやずるさを排除し、情報の可視化と透明化を推進することが不可欠です。
各社が自社の価値を明確に発信し、働く一人ひとりが覚悟を持って情報を共有することで、業界全体の質を高めることができると僕は考えています。
全員が顔を出して発信できるような、オープンで信頼性の高い業界を目指していきましょう。

では、また!


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櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす
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