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良い会社を作るには変な人を入れないことが大事 #1224

お元気ですかー?
今日は「良い会社を作るには変な人を入れないことが大事」というお話をしたいと思います。

僕が長年人材サービス営業としていろいろな企業を見てきた中で、良い会社には共通していることがあります。それは、変な人が少ないということです。これ、意外とシンプルなんですが、本当に重要なポイントなんだと思います。(偏見感すごいけど)


良い会社は変な人が少ない

まず、そもそも「変な人」って何?という話ですが、ここで言う「変な人」とは、価値観や考え方が大きくズレていて、コミュニティや組織にフィットしない人のことを指します。もしくは、そのズレをチューニングできないか、する気がない人のことです。広義では、独自のルールを持っていて、会話にならないとか、他人からは想像しにくい言動で周りに悪影響を与えたりする方も含みます。
もちろん、多様な意見や個性は大切ですし、クリエイティブなアイデアを生むためには多様性が重要だと言われます。しかし、「多様性」と「価値観のズレ」「コミュニケーションできないこと」は違います

例えば、会社の基本的な考え方やミッションに共感していない人が入ってしまうと、その人は他のメンバーと衝突しがちになります。僕があるクライアントの営業チームに派遣で契約をいただいていた時、まさにその問題が発生しました。その会社は成果主義を重視していたのに、一部のメンバーが「成果だけではなく過程も評価してほしい」と強く主張し始め、チーム全体のモチベーションが下がってしまったんです。
実は、その主張をした方は僕の昔からの知り合いで、価値観も僕とも合うと感じている方でした。なので僕個人としてはその主張に賛成だったのですが、成果が正義の会社で過程ばかりを主張してしまうと…うまく行かなかくなってしまうのです。
もちろん、それだけで組織崩壊になった訳ではなく、成果主義側の方の中にも、全く相手を顧みない、心理的安全性0ミリの人がいたという問題はありました。

ただ、いずれにせよ、この組織崩壊を見た経験から、僕は
カルチャーフィットしていない(させる気もない)
・コミュニケーションがヤバい(他人への想像力に乏しい)
のパターンの変な人は組織にいてはいけない
のではないかと考えるようになりました。

そんな視点を持って見ていると、良い会社には変な人が少ない気がするのです。様子がおかしい人が混ざると、チームの方向性がブレたり、無駄な摩擦が生まれてしまう。これが長引くと、最終的には組織全体のパフォーマンスが低下するという悪循環に陥るのではないでしょうか。

良いコミュニティは人を選んでいる

実際に僕が見てきた中で、うまくいっているチームは、メンバー選びにものすごくこだわっているところが多いです。これはビジネスだけじゃなく、コミュニティやサークル、プロジェクトなどでも同じことが言えます。

あるベンチャー企業のCEOが僕に教えてくれたことが印象的でした。「うちは最初の面接で『この人、うちに合いそうかな?』ってことだけを見ます。スキルや経験は後からでも身につけられますし、ありがたいことに優秀な方の応募が増えてきました。なので、カルチャーが合わない人を採用することが採用ミスそのものと言えます。うちに合わない人を無理に入れても、結局その人も辞めてしまうし、他の社員も疲れてしまう。」この言葉、めちゃくちゃ的を射ていると思いました。

人を選ぶというのは、もちろん難しいことです。でも、その難しさにしっかり向き合って、「うちの価値観に合うかどうか」を最優先に判断することが、良いコミュニティやチームを作るための鍵なんだと思います。

価値観が一致していて変な人がいないのが最強

あと、番外編ですが、僕の知り合いが経営する会社に基本的に誰でも採用する会社があります。どういう意味?って思うかもしれませんが、その会社はとにかく給料が安いんですw
社長曰く「こんだけ安い給料でも来てくれるって言っている人を落とすのは失礼だろ」とのこと。なんかわからないけどすごい説得力ですw
で、この会社、とにかく変な人ばっかりいます。いつも小競り合いしていますし、絶対楽しくないと思います。でも、特に仕事にコミットする訳でなく、たまに揉めながらとにかく生活するための糧だけを得るような生活が合う人で回っています。僕の価値観では、この会社は最も働きがいが低い会社です。(僕とこの会社の社長は友達ですw)
Great Place To Work®に対抗してBad Place To Workがあるとしたら、中小企業部門1位はこの会社だと確信があります。


・・・何を言いたいか?
それは、採用する人は選ばないと組織の運営は難しくなるということです。選ばずに採用したら、いつも揉めている会社ができるのです。
これはコミュニティも一緒で、僕が所属している事前審査型のコミュニティは素敵な人ばかりです。

でも、僕が無料でやっているLINEのオープンチャットは匿名であることもありますが、たまに喧嘩したり、ちょっと嫌な言い方する人の存在は必ずあります。コミュニティも誰でもOKは良くないのだと思います。良いコミュニティを作りたければ、変な人を見分けることに全力を注ぐ必要があるのではないでしょうか。(無料とは言え、僕の運営しているオープンチャットは比較的民度高いと思います。例えに出さなきゃよかったです。ほら、他のコミュニティをこき下ろすのも違うと思うので、オープンチャットにいてくれている人は誤解なきよう!いつもありがとうございます!)

良い会社も、単に売上が高いとか、社員が多いということではありません。様子がおかしい人がいなくて、同じ価値観を持ったメンバーが協力して、同じ方向に進んでいる会社こそ、本当に強い会社だと僕は思います。

最後に

「変な人を入れないことが大事」という話をしましたが、これは決して個性を排除するという意味ではありません。むしろ、共通の価値観を持っていれば、多様な個性があっても良いチームは作れるんです。ただ、価値観が合わない人を無理に入れてしまうと、全体の方向性がブレてしまう可能性があるので、ここは慎重にするべきポイントだと思います。

では、また!


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