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【#1060】地方創生とお金と経験

こんにちはー!
今日のnoteは「地方創生とお金と経験」というお話しです。

関係ないけど、僕は今日、フライングでサンタさんをしたり、ケーキを食べたり、クリスマスを満喫しています。


両親を北陸から呼び寄せて喪失感を得た

僕は北陸の生活が長い(20年)です。
そして、つい先月まで、両親は北陸にいました。
しかし、今、僕は北陸にルーツを失っています。実は、今月、両親の仕事の引退をきっかけに自分の住む千葉県に呼んだからです。

特に北陸に両親の家があるわけでもなかったですし、正直、これから両親に何かあったり、孫の顔を見せたり・・と言うことを考えても、北陸はめちゃくちゃ遠いし不便だったので、呼んでよかったです。

いや、むしろ呼ばない方が変だとすら感じます。
でも、両親を呼んで、不思議な感覚を得ました。それは、喪失感のようなもので、今まで北陸で仕事していた期間や生活していた期間をもったいなく感じたのです。
どうやら、僕はいつか北陸に帰る(いや、何か貢献する)かもしれないと思っていたのかもしれません。千葉に家買ってるくせに。


北陸から飛び出した理由はお金と経験

なぜ、喪失感のようなものを感じたのか、考えてみたのですが、僕はいつか地方に「経験」を届けて恩返ししたいと思っていたのだと思います。思いっきり絵を描いていたわけではないのですが、両親が北陸をでて、ルーツ的なものがなくなった気になって気がつきました。

そもそも、僕が北陸を飛び出した理由は大きく2つです。
まず、明らかに都会の方がお金を持っている、もしくは稼ぐチャンスが多いと感じたこと。そして、そのために必要な経験を積む機会も都会の方が多かったことです。
それでも、北陸での生活が楽しかったので、5年くらいずっと悩んでから飛び出しました。なので、その頃には30歳になっていましたw
我ながら決断が遅い・・・!

地方では経験が少なくなると言うのは偏見のようですが、地方出身者を採用しないと言い出す地方の会社があったくらいなので、あながち間違っていないと思います。


実際に北陸を飛び出した僕は、すぐに出世のチャンスを得ることができましたし、北陸で9年働いた時には経験できなかったような商談や提案を経験することができました。


悔しい思いもある

ただ、その体験自体には悔しい思いがありました。
僕の北陸での9年間のキャリアはどうなる・・・?という悔しさ。(もちろん、全く成長しなかったわけではないし、僕の過ごし方の問題もある)
そして何より僕より遥かに優秀なのに、事情があって地方を出る選択肢がない人に、一方的に悔しいやら勿体無いやらの感情が芽生えました。
みんながみんな、そう思っているわけではないので、完全に余計すぎるお節介なのですが、すごく悔しかったです。

だって、学歴もすごくて、首都圏だったらもっと稼いでいたり、多大に社会貢献してそうな方が、僕が担当する市役所での入力業務に派遣で就業していたりするのです。
それがダメとは言わないですが、たくさん選択肢があったら、流石にその選択はしなさそうな気がする・・・と思っていました。(そして勝手に悔しくなっていました)

実際に、地元で生活するために我慢して僕の案件に勤務してくれている派遣スタッフさんや正社員ですが悶々としている友人もいました。

いつか地方に経験を届けたかった

そんな中、僕はコロナ禍にチャンスを感じました。
なぜなら、多くのことがオンラインに移行したからです。

僕がやっている営業という仕事も、絶対に人との対面のやり取りが必要だと思っていましたが、オンラインが中心になりました。

もちろん、全ての仕事がオンラインになることはないですが、オンラインで完結できる仕事が増えれば、地方でも都会のような収入を得ることができる可能性が増えるはずです。

なので、「あとは経験だけだ」と思いました。
いくらオンラインで仕事ができたとしても、最初の経験値は誰かが地方に還元する必要があると感じたのです。おそらく、20代の僕が北陸からいきなり東京の顧客に提案できたとは思えないからです。

改めてそんなことを考えて、僕はどこかで、両親が北陸にいるので、北陸に経験を届けて、僕のように葛藤しながら地方を飛び出さなくても、納得の選択で地元で働ける人を増やしたいと思っていたのだと気がつきました。

一方で最近は都内でもオフラインの商談も増えてきていたり、電車も混んできています。かなりオフラインに回帰していると感じているので、すごく勿体無いような気持ちになっています。(一方でオフラインの営業やチーム運営の方がまだまだ得意なんですけどね・・)

課題先進国である日本には少子高齢化対策としての地方創生は重要な課題です。その点では、オンラインでもオフラインに負けないような仕事を増やしていき、その経験を地方に届けることが大切だと思っています。
その結果、お金が生み出されれば、30歳の頃の僕は、まだきっと北陸で躍動していたことでしょう。

最後に

今日は「地方創生とお金と経験」というテーマで、僕が北陸を飛び出した理由と地方創生には経験とオンラインがキーワードなのではないかというお話ししました。
地方と都会の話をすると、では日本じゃなくて海外でもいいじゃないかと思うことが多いです。
実際、僕は英語が苦手ですが、英語が得意だったりしたら、そう言う選択はありますよね。それだけじゃなく、日本で貢献したり、生活したいと言うことも選択ですよね。

日本に住む選択ができなくなってアメリカに住むってなったら、東京育ちの人も嫌だと思います。地方から出た人の中にはそれに近い感覚を持っている人(僕)も多いと思います。
なんとか、オンラインやDXの力で経験が地方に還流し、その上で地方に貢献しながらお金を得る機会が増えていく・・・そんな世界になって欲しいなと思います。

両親を北陸から呼び寄せたことで、そんな気持ちに気がついたので、自分が頑張ってきた人材サービスを通じて、そういったことができないか考えていきたいです。

では、また!




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