私欲を捨てれば良いマネージャーになれる #1183
お元気ですかー？
今日は「私欲を捨てれば良いマネージャーになれる」というテーマでお話しします。
マネージャーの過ちの全ては私欲にまみれることで起こる
マネージャーとして最も避けるべき罠の一つが、マネージャー自身の私欲によって決定が歪められることです。
もっとはっきり言えば、僕は、マネージャーがうまく行かなくなる全てのケースで、根底には私欲が存在していると考えています。
例えば、自分の評価や出世を意識しすぎて、メンバーの手柄を横取りしたり、責任を回避するような行動をしたりすると、チームメンバーの信頼と士気を損ねる原因となります。
他にも、意思決定するべき場面でメンバーに決断を押し付け、責任回避をしようとして嫌われる人とかも典型だと思います。
マネージャーは自分を守りたい欲や楽したい欲を捨てましょう。そうすれば2つの大きな変化が起こり、良いマネージャーになれます。いや、本当は及第点くらいですけど、私欲で動くマネージャーが多いので相対的に良いマネージャーになるイメージでしょうか。
では、2つの変化とはなんなのでしょうか。
変化１：メンバーから信頼される
まず一つ目の変化は、メンバーからの信頼を得ることができることです。
信頼されるマネージャーは、自分のことよりもメンバーの成功を優先します。
多くのマネージャーは本来、メンバーの成功を願っているはずで（願えない人はマネージャーを辞退しましょう。辛いから。）、私欲さえ捨てれば、メンバーの成功を優先することができます。
たとえトラブルがあっても、笑顔でメンバーのために矢面に立ったり、効果的なアドバイスができるあなたには、チームメンバーからの情報共有がスムーズに行われます。隠れがちな問題も早期に察知できるようになります。
これにより、チーム全体のパフォーマンスが向上し、目標達成へと導くことが可能です。
信頼できるマネージャーのもとで、目標達成までできているのでその信頼は固いものになるはずです。
変化２：リソース配分を最適化できる
2つ目の変化は、私欲を捨てることで、リソース配分を公平かつ効果的に行うことができるようになることです。
リソース配分の場面で、自分が楽になるようにアロケーションしているマネージャーは案外多いです。
限りなくプレーヤーよりに動くのか、マネジメントに集中するのか、そのチームの状況によって効果的な布陣は違うはずです。
自分自身もリソースの一つとして、戦略を考えることで効果的な配分ができるようになります。
他にも、メンバーに好かれたいという私欲によって、目標達成とは関係ない判断軸で仕事を分担してしまったりすることも。苦手なことではなく得意なことをしてもらうことも大切ですが、メンバーが嫌と言ったから指示しないみたいになってくると本末転倒です。
リソース配分については、純粋に私欲を捨ててできるようになると、戦略を決めた後で、自分の役割の重さに憂鬱になるはずなので、私欲を捨てられたかどうかはすぐにわかります。
多くの場合、マネージャーの方ができることが多いので、担当範囲も責任範囲も重たくなりがちだからです。
自分を含めて最適な人員配置ができると、自分が憂鬱になるような布陣になり、自分可愛さを優先して人員配置をすると、自分は楽だけどメンバーや直属のリーダーが大変な布陣になるのですぐにわかるのです。（もちろん、こういう布陣を組むマネージャーも嫌われます）
マネージャーがうまくいかない時の多くはメンバーからの信頼を失うか、リソース配分や意思決定がうまくできていない場合が多いです。
そして、その原因の多くは、自分可愛さで自分を甘やかし、私欲が混じった意思決定をしていることにあると僕は考えています。
特にプレイングマネージャーの皆さんは、プレーヤーとしての自分、マネージャーという駒としての自分、それを含めた意思決定の3つを分けて、私欲から逃れた意思決定や作戦を立てていきましょう！
最後に
今日は「私欲を捨てれば良いマネージャーになれる」というタイトルで、私欲を捨てるとメンバーから信頼され、リソース配分を最適化した作戦が立てられるという話をしました。
自分可愛さの誘惑を断ち切り、チームの目標に焦点を合わせ、公平かつ効率的なリーダーシップを行うことで、気持ちよくゴールを目指していきましょう！
では、また！
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