動く前に考えすぎない #1266
お元気ですかー?
今日は「動く前に考えすぎない」というテーマでお話しします。
もう僕はPDCAサイクル信者から抜け出させなさそうなのですが、「計画して、動いて、差分を見つけて、それを修正する」というシンプルなサイクルをいかに早く回せるかがすべてのゲームの攻略法なのではないかと考えています。
成果を出す仕組みはシンプル
まず最初に理解してほしいのは、成果を出す仕組みはシンプルだということです。「ざっくり計画を立てる」→「とにかくやってみる」→「差分(ズレ)を発見する」→「修正する」→「またやってみる」。この繰り返しです。でも、なぜこのサイクルが回せないのでしょうか。「考えすぎて動けない」「動いているけど差分がわからない」のでしょうか?僕は、失敗を恐れてしまうからではないかと考えています。
失敗が怖くて足が止まる…。そんな経験、ありますよね?僕は以前はそうでした。「失敗したくない」「失敗したら恥ずかしい」という思いから慎重に考えすぎ、結局動き出すのが遅れてしまう。その結果、動いた成果がないので、差分の発見には至らず、成果が出せている状況からどんどん遠ざかってしまうのです。
「動く前に考えすぎない」ことが大切
たとえば、新しい企画を立ち上げる時に、完璧なプランを作ろうとするあまり時間がかかってしまうことがあります。でも、それでは機会を逃してしまいます。最初のアイデアが100%完璧である必要はありません。むしろ、やりながら修正していくくらいでちょうどいいと思われます。
ただ、ここ数年、「計画を立てたらとにかく実行!」というトレンドはむしろ強いです。気を付けないといけない罠もあります。
たとえば、「フィジビリ(フィジビリティ・スタディ=実現可能性の調査)でとりあえずやってみる」的なアプローチには注意が必要です。こうした姿勢が逆に混乱を招くことがあるからです。特にざっくりでも目標やありたい姿を定義しているかは注意しましょう。ターゲットもなく、思いつきで行動してしまうと、ゴールがぼんやりしたままの行動になり、差分が出ません。差分とはゴールやターゲットに対しての「差」だからです。
このターゲットを設定せず、ずーっとフィジビリをしている企業を僕はたくさん知っています。
失敗を恐れないためのマインドセット
失敗を恐れずに動くためには、「失敗は成功の一部だ」と理解することが必要です。失敗をすることで初めて、「何がうまくいかないか」を知ることができます。それが差分であり、次に向けた修正が可能になるのです。
失敗を恐れず、行動する前には計画と判断基準をある程度決めておき「どうなれば成功か?」「どんな結果を求めているのか?」をあらかじめ明確にすることが大切です。それにより、ブレることなく目標に向かって進むことができます。実行と修正のサイクルを早く回すために、まずはゴールを設定し、それをベースに動き始めましょう。そして、さっさと失敗をして、修正しましょう。
早く失敗することが、早く正解に近づく鍵
じっくり考えた方が正解に近づくと思っている人もいるかもしれませんが、実は逆です。計画を立てたら、一秒でも早く動いて早く失敗する方が、早くゴールに近づけます。成功するためには、できるだけ早く差分を発見し、それを埋めることが必要です。失敗を恐れるのではなく、「早く失敗して検証しよう」という気持ちが重要です。
たとえば、新人営業がテレアポをする場面を考えてみましょう。最初から完璧なセールストークを持っている人はほとんどいません。電話をかけて断られる中で、「この話し方だと興味を持ってもらえる」「ここを強調すると効果的だ」といったことを学んで、計画した成果や数字に近づいていきます。これが、まさに「動きながら差分を修正する」プロセスです。
最後に
成功は「動いて、差分を見つけて、修正する」というプロセスの繰り返しです。ただし、「とりあえずやってみる」だけではなく、事前に計画と判断基準を決めて行動することも大切です。完璧を求めすぎず、まずは一歩踏み出すこと。早く失敗し、早く修正することで、成果が出る好循環に入っていくのではないでしょうか。
では、また!
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