【読書感想文】『「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決』 #1237
こんにちは!
今日は北野唯我さんの『「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決』 の感想です。
読む前の自分
この本は2024年の9月25日に発売されました。
僕は2018年(たしか)に転職の思考法という北野唯我さんの本と出会ってから全ての北野本を買うファンなので、買って読むのは当然でした。
北野唯我さんは僕より年下で、HR業界の現場経験は絶対に僕の方があるはずなのに1000倍の解像度で現場を理解されていること、そして何よりも、そこから実践に使える理論を導き出してくれることが他に同様な方がいないくらいの素晴らしい部分です。(僕がこう言うと偉そうですが・・・)
細かいことを言えば、その理論に至るまでの完璧なエビデンスがない(もしくは解説はされていない)ことはあると思いますが、なによりも「実践で使える」「実態に即している」という部分において、HR業界の人間はみんな読んだ方がいいと思っています。
そして、今回も期待を裏切らない実践書であり、強い理論がそこには記されていました。
「良い人材がなかなか集まらない」という悩みを抱えるお客様が多く、その解決策として紹介料や採用費を増やす、待遇を改善するといった表面的な提案しかできない場面が多かったという悩みに一つの答えが出ました。。
読んだ後の自分
『「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決』 を読み、その漠然とした疑問は見事に言語化されました。本書では、採用がうまくいかない根本原因として「企業イメージ」の重要性がピンポイントで断言されます。そして、それについて詳しく解説されています。特に、「企業イメージ=評判×認知率」というフレームワークは目から鱗でした。これまで抽象的だと感じていた企業イメージ、いや、採用したい人材を集めることができない企業の課題が、具体的な戦略と施策で言語化できるのだと言うことを知ることができました。
実際に、企業イメージを高めるための具体的な方法も紹介されており、候補者に企業の価値を伝えることにまっすぐ取り組むこと、そしてそのための手法重要性を再認識しました。
読み終わって行動することにしたこと
ネタバレしたい・・・!
その欲望を抑えられなくなりそうなくらい、僕の採用力改善に対するアンテナは向上しています。
今の僕なら、なかなか採用に至らない場面があったとしても「もっと紹介手数料をあげてください」とか「他のライバル企業より高い賃金を設定しましょう」などとは言いません。もっと具体的で実践的なアドバイスが可能です。
・・・ただ、当たり前ですが僕に声をかけるよりこの本を一冊購入し、必要なページを熟読する方が効果的だし効率的ですw
なので、これを機に、未経験採用や人材派遣の採用にも(書籍ないの考え方で十分使えますが)、一層、応用できるような解像度で「企業イメージ」について、僕なりの理論も作っていきたいと考えています。
最後に
およそ20年間、人材サービス営業として多くの企業と関わってきましたが、本書を読んで漠然としていた採用のために必要な条件面以外の部分の解像度が上がりました。
採用に悩む企業の皆様はもちろんのこと、採用支援の領域に携わる方はこの本を隅々まで3回読むことで提案力が5倍になると思います。採用そのもの、そして採用支援の実務書として、お勧めです!
では、また!
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