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富士ヒルブロンズリング獲得について

2022年の第18回Mt.富士ヒルクライム大会でブロンズリングを獲得しました。タイムは1時間22分55秒でした。
ブロンズ獲得を目指す方々に少しでも参考になればと思い、獲得に向けて取り組んでいたライドやトレーニングなどについて書きたいと思います。


月1,000キロ走る

2019年に初めて富士ヒルに参加した時の記録は1時間51分でした。この頃のライドといえば、大体100キロ走る程度で、山に行ったり行かなかったり。それを月に1~2回。今思うと全然乗ってないですよね。
これが2020年頃になると、かなり乗り込むようになりました。コロナの影響でラグビーの試合が無くなったのが大きな理由です。練習も無くなってしまったので、毎週末乗るようになりました。1回のライドが100~160キロで、獲得標高は1,000m越えとかが多かったです。
ただ、パワートレーニングの知識は無く、登りでは「ちょっとキツイな」と思えるくらいの力でペダルを回していました。今思うとL2領域で回していたんだと思います。こんな感じで毎週末乗っていたら、以前は山で置いていかれた仲間を逆に置いていく脚になっていました。
これが自信になり、富士ヒルに出る事を決意。ネットでブロンズリング獲得に向けて調べていたら、「月に1,000キロ走れば獲れる」という情報を発見。12月に中古のスマートローラーを買い、平日でも乗れる環境を整えました。

ZWIFTを始めよう

スマートローラーでやってみたかった事は、Road to Skyを走る事でした。長い登りを長時間回す環境は実走だと難しいですし、ここで出たタイムの1.5倍が富士ヒルのタイムに相当するという事で、早速クライム。結果は70分で、まだまだ実力不足…。そこから大会前の5月31日までRoad to Skyを35回走りました。最後のライドでは54分というタイムを出して、大会への弾みとなりました。
当時はSSTやCarsonなど、ヒルクライム向けのトレーニングを知らなかったので、Road to SkyをはじめとするZWIFT内のコースを選んで自由気ままに走ってました。今思えばちょっと遠回りしたなと。SST等のトレーニングについてはシルバー獲得についての記事で触れたいと思います。

レース当日

レース当日のスペックについてですが、身長172㎝体重74㎏で完全にラグビー体型です(笑)
PWRは3.6で、ブロンズを取れるラインをクリアしていました。

富士ヒル5合目の画像です。


バイクはTIMEのscylon(リムブレーキ)で機材等は以下の通りです。
・コンポ:アルテグラDi2(8050系)
・ホイール:フルクラムスピード(前輪40、後輪50)
・タイヤ:コンチネンタルGP5000

大会当日は山中湖周辺のホテルから会場まで自走で行ったため、ライトや工具などを付けたまま登りました。ボトルについても500ml入れた状態でスタートしたので、こういったのも含め、バイクの重量は8㎏を越えています。

富士ヒルは序盤をいかに抑えて登るかが重要と言われていますが、やっぱりいざ始まると、計測地点からガシガシ踏んでしまいます。
途中、後ろから「これはシルバー狙いのトレイン?」「多分そう」という会話が聞こえ、振り向くと自分が先頭で10人くらいを引いてました。完全にオーバーペースです。「ごめんなさい。シルバー狙ってないです」と謝って先頭から離脱。後はサイコンの3秒平均パワーを確認しながら淡々と一人で登って行きました。

結果

冒頭でも書きましたが、タイムは1時間22分55秒で、無事にブロンズリングを獲得できました。自分の感覚としては、ブロンズはパワートレーニング等を意識しなくても、月に1,000キロ以上、ヒルクライムを含めて走りこめば獲れると感じました。ただ、月に1,000キロは週末だけだと達成は難しいので、やはりローラーの導入は必須なのかなと思います。
あとは、試走には行った方が良いと思います。そこで良いタイムが出せれば大きな自信になります。試走に行くのが難しい場合は、自分が行ける範囲の有名な峠を調べてみましょう。ネットで調べると「〇〇峠を〇分以内で登れればブロンズ獲れる」みたいな情報が出てくるので、そういった峠にチャレンジしましょう。私は筑波山の不動峠で力試しをしていました。15分台でブロンズと言われていますが、13分50秒で登ることができ、大きな自信に繋がりました。ヒルクライムは特にメンタル面が重要になってくるので、大会前に出来るだけそういった峠にチャレンジして良いタイムを出しておきましょう。

まとめ

富士ヒルでブロンズリング獲得を目指すには月に1,000キロ、ヒルクライムを含めて走りこみましょう。あとは目安として、PWRは3.2以上を目指しましょう。これらをクリアすれば獲れると思います。月に1,000キロは仕事や家庭の環境によっては難しい場合もありますが、1つ上のレベルに到達するための丁度良い目標だと思います。是非取り組んでみてください。

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