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キャリアコンサルタント資格取得のメリットとデメリット
この記事を読んで欲しい人
✅キャリアコンサルタントに興味がある人
✅定年退職前にこれからどうしようと悩んでいる人
✅これからの人生どう生きていこうかと悩んでいる人
✅人生や会社生活の中で自分が思い描くようにできていない人
著者プロフィール
✅元メーカー法人営業職。定年前の59歳の時にキャリアコンサルタントを目指す。2020年12月に60歳で資格取得。
✅2021年4月から就職支援の仕事を開始。
キャリアコンサルタントとは
キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと
キャリアコンサルタントの詳細は下記厚生労働省ホームページご覧ください。
キャリアコンサルタント資格取得のメリット
✅自分のキャリアについて深く考えることができる
キャリコンサルタントは人の相談を受ける立場でですが、その前に自らのキャリアを考える必要があります。
養成講座の講義で自分の人生や会社生活を振り返るワークや自己分析のワークがあり自分のキャリアや適性を客観的にみることができます。
そうすることにより自分のキャリアについて深く考えることができます。
定年退職前にこれからどうしていこうかと悩む人やこれからの人生をどう生きていこうかと思っている人、人生や会社生活の中で自分が思い描くようにできていない人には是非おすすめの資格です。
資格取得で学びながら自分を見直すことで何か方向性が見つかる可能性があると思います。
✅資格取得で転職が可能になる
人と関わる仕事をしたい人、人のために何か力になりたい人にふさわしい資格と言えます。ハローワークや就職紹介の会社、大学のキャリアセンターの求人でもキャリアコンサルタント資格保有者の求人があります。
未経験でも可能な求人もありますので、資格を取得して転職も可能です。
(筆者も未経験で就職支援の仕事に転職できました。)
✅部下や後輩の育成や指導に役立つ
人それぞれいろんな価値観があります。したがってそれぞれの育成や指導は同じではなく変えていく必要があります。
自分の価値観を押し付ける指導をすると表面的にはそれに従いますが、心の中では従っていないケースがあると思います。
まずは部下や後輩の気持ちや価値観をよく聴きながらその人が自らの意思で成長するよう導く手法を身につけることができます。
✅会社経営に役立つ
会社のトップの方は様々な決断をしなければなりません。迷うことでコンサルタントを雇うケースもあります。自らがキャリアコンサルタントの資格を取得し客観的に判断をする力がつきます。
資格取得をする方で、会社の経営をしている方が少なからずいました。
✅視野が広くなる
資格取得のために幅広い学習が必要です。単にキャリアコンサルティングの手法を学ぶだけでなく、キャリアコンサルティングの社会的意義、歴史、理論、法律、必要なスキル、労働関連の統計など本当に広範囲です。
人が生まれて発達成長していく中で、人や社会との関わり方を通して学ぶべき事や、人生をどう生きていくのかを学ぶことができます。
✅傾聴力が身につく
キャリアコンサルティングの基本は傾聴です。養成講座のロールプレイで徹底的に傾聴力が鍛えられます。
いろんな職種でこの傾聴力が役に立ちます。
例えば営業職の場合、お客様のニーズを捉えるには傾聴力が必須です。お客様が何にお困りなのかじっくり聴くことが求められます。
✅コミュニケーション能力が高まる
コミュニーケーション能力は話すことも重要ですが、聴く方も重要です。
キャリアコンサルティングによる傾聴力を高めることでコミュニーケーション能力がさらに高まります。
✅物事を冷静に考えるようになる
様々な人の相談を受けると相手が感じることに共感したり受け止めたりしていると、自分が感じたり考えたりした時になぜ自分にその感情や考えが出てきたのかを冷静になって考えるようになります。
✅様々な心理学を学べる
フロイトやアドラーなどの心理学をはじめ、ポジティプ心理学など様々な心理学や心理療法などを学ぶ事ができます。
学ぶことによって人間というものの本質を知るきっかけになります。
✅人間の発達やキャリアサイクルを学ぶことができる
人間が生まれてきて死ぬまでの人生の中でどのように発達し衰えていくのか。就職してから退職するまでの様々なキャリア形成。社会との関わりなどを体系的に学ぶ事ができます。
学ぶことで自分の立ち位置が理解できるようになります。
キャリアコンサルタント資格取得のデメリット
✅費用と時間がかかる
資格を取得するために養成講座へ通う必要があります。そのための費用と時間がかかります。
✅更新講習を受けなければならない
資格を取得して終わりではなく、5年毎に更新講習を受けなければ資格を喪失してしまいます。
知識講習8時間以上、実技講習30時間以上を受けなければなりせん。
✅転職する場合、正規職員としての募集が少ない
まだ世の中の認知度も低く資格をとったからといってすぐ仕事ができるわけではないです。まだまだ企業の人事の方や人材会社、ハローワークで働く方が受験するケースが多く資格だけで食べていくのは厳しいのが現状です。
また、求人もパートや非正規の求人が多いのが現状です。
まとめ
キャリアコンサルタントは今後政府のキャリアコンサルタント10万人構想でニーズは高まっています。(現在は5万人)
いろんな分野でのニーズが出てきており、就職関連だけでなく教育関係や一般企業でも求められてきつつあります。
また、実際に資格をとって活動しなくても企業内で資格取得で得た知識を活かす場はありますし、学ぶことで人生をより豊かに送ることができる可能性があると思います。