「利他的な嘘」に目の効果はあるのか?
映画「シンドラーのリスト」でも有名なオスカー・シンドラーは、ナチスの党員でした。しかしその一方で、彼は私財を投じて1,200人ものユダヤ人を虐殺から救いました。その行為はもちろんナチスの規範に反するものです。この例のように、社会や自分の属する集団の規範を守ることと、他者を助けることとは必ずしも一致しません。寄付などの他者に対して利他的にふるまう場面において、目の絵や写真を置いておくと利他性が高まる、という研究があります。一方で、目の絵や写真があるとゴミのポイ捨てや自転車泥棒と