Magic the gathering (mtg)デッキタイプについて
初心者向けの記事です。
長らくプレイしている方からすると常識的な話です。
◯勝利条件について
具体的なデッキタイプについて述べる前に、mtgの勝利条件について考えてみよう。
① 対戦相手のライフを0にする。
② 対戦相手のライブラリー(デッキ)を0にした上で、カードを引かせる。
③ カードの効果で勝利する、または対戦相手を敗北させる。毒カウンターを利用する場合もこちらの条件。
①は基本中の基本、クリーチャーの攻撃なりスペルなりで、対戦相手のライフを0にする。
②は対戦相手のライブラリーを削ることに特化したカードをデッキに盛り込んでこの勝利にもちこむ。ライブラリーがなくなり対戦相手がカードを引くタイミングで勝利となるので注意。
③は特定の条件を満たしたら勝利又は敗北する効果のカードを利用して勝利または敗北を押し付けることがデッキのコンセプトとなる。
多くのデッキは勝利条件①を選択し、②、③の勝利条件を選択するデッキは特殊な構築内容となる。
◯デッキタイプについて
さて、本題のデッキタイプの話
大きく分けて6種類
1 アグロ、2 ミッドレンジ、3 コントロール、4 ランプ、5 コンボ、6 クロックパーミッション
の6種類
1 アグロ
大体、1-3マナ域でデッキを構築し、3-7ターンで相手のライフをゼロにする事を主な勝利条件としているデッキ。1-2マナ域の軽量クリーチャーや火力や除去が主なデッキの要素。最序盤から動くことで相手のライフを削っていく。手札の消費が激しい為、息切れしたら負ける。近年はクリーチャーが主体で構築されるが、赤のように直接本体に攻撃するスペルが主体の場合はバーン(burn)デッキと呼ばれる。
参考デッキ 赤単アグロ
2 ミッドレンジ
大体1-6マナ域でデッキを構築し、5-12ターンでの勝利を目指す。アグロデッキのように相手のライフを減らすことが主目的のカードばかりでなく、リソースを稼ぐカードもデッキに盛り込む。主力となるのは3マナ、4マナ域のクリーチャーで1マナや2マナのクリーチャーとはカードパワーにかなり差がある。
参考デッキ 黒単ミッドレンジ
3 コントロール
勝利まで少なくとも10ターン程度必要で、相手の行動の妨害や盤面制圧し、フィニッシャーを展開することで勝利をつかむ。デッキ内にはドローソース、除去、盤面リセット、打ち消し等が主体となり、フィニッシャーを数枚入れる。フィニッシャーはファッティ(サイズが大きいクリーチャー)かトークンを発生させるカードが多い。過去には打ち消しが主体のコントロールデッキがあり、パーミッションと呼ばれることもあった。(近年は稀)
参考デッキ アゾリウスコントロール
4 ランプ
序盤からマナ加速、ランドサーチ等を多用し、中盤にフィニッシャーを展開するデッキ。採用カードがコントロールデッキと被ることが多い為、デッキの色によってはコントロールデッキと区別があいまいな場合がある。
参考デッキ セレズニアランプ
5 コンボ
種類によって様々あるが、基本的にはカード効果によってライブラリー操作をして戦場を制圧、又は勝利条件を作り出すことが多い。故に、デッキによって勝利条件は異なる。迂闊にフルタップしてターンを渡すと相手のターンに勝負を決められることも多々ある。
参考デッキ:グリクシスヒデツグ
6 クロックパーミッション
序盤にダメージソースとなるクリーチャーを1-2体展開し、以降はそのクリーチャーを守ったり、相手の行動を妨害して押し切るデッキ。大体序盤に出すクリーチャーは飛行持ちが多い。相手のターンに展開できる瞬速クリーチャーを展開して相手のターンのみスペルをプレイする場合もある。
参考デッキ 青単テンポ(デルバータイプ)
デッキ自体は大会で成績を残したとかそういうやつではなく筆者が適当に組んだデッキを掲載しているだけなので、デッキそのものの強さについては容赦いただきたい。
このように、デッキタイプと勝利条件を考慮することでデッキ構築の参考になればとし、第一回の筆を置く。
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