【おもしろ土木用語】土木雑学・豆知識 #1 区画線_ゼブラ帯
こんにちは。真咲涼(まさきりょう)です。
私のnoteを開いて頂き、そして読んで頂きありがとうございます。
今回から、【おもしろ土木用語】と題しまして、私が知って面白いと思った土木用語を紹介していきたいと思います。
軽い気持ちで読んで頂き、「へえ〜」と思って頂ければ幸いです。
1回目は「ゼブラ帯」です。
1.シマウマの柄みたいだからゼブラ帯
皆さんは、道路に描かれている白い線で以下のようなシマシマな線を見たことがあると思います。これは見た目がシマウマのような柄であることから「ゼブラ帯(たい)」もしくは「ゼブラゾーン」と呼ばれています。
シマウマ柄みたいだからゼブラ帯、本当にそのままですよね笑
でも非常に分かりやすくて私は好きです。
道路交通法における正式名称は「導流帯(どうりゅうたい)」といいます。
これは、交通事故を防ぐために道路に描かれており、交差点付近の車線数が変わる箇所や、車と車が接触しやすい危険な箇所などに描かれることが多いです。
実際、私も公務員時代、道路管理者(県などの発注者)の立場で、施工会社(工事受注者)に描いて貰ったことがあります。交差点等で運転手が走行する箇所が分かりやすくなるためにはどのように線を引いた方が良いか、どのようにしたら事故が起こりにくくなるか、現場で交通管理者(警察)と一緒に考え、工夫しながら描いていました。
2.ゼブラ帯は走行したら捕まるの?
よく聞かれます。
結論から言うと、捕まりません。
というのも、ゼブラ帯を設置するのは道路管理者(その道路を管理している国や県や市長村)であるため、道路上の交通を取り締まる権利を持つ交通管理者(公安委員会及び警察)が設置するものではないためです。
交通管理者が設置する路面表示(道路に描く線)には、道路中央に設置される黄色の実線(センターライン_追い越し禁止)や横断歩道、一旦停止の停止線があります。これらの線は、交通管理者である警察が設置しているため、取り締まりの対象となり、注意が必要です。
よって、ゼブラ帯は道路管理者が設置しているため、走行しても取り締まりの対象にはなりませんが、車線変更箇所など対向車等との接触の恐れがあり、走行に注意が必要な箇所に引かれる線であることから、安全を確保するためにも、極力ゼブラ帯の上は避けて走行すべきです。
今後家族などでお出かけの際は、「あのシマシマの線って何ていうか知ってる?」と話題にしてみてはいかがでしょうか。少しは話が盛り上がるんじゃないかなと思っています。
最後まで私の記事を読んで頂き、ありがとうございました。
可能であれば、今後のモチベーションのためにも、「スキ」や「サポート」をいただけたら嬉しいです。