麦わら海賊団のチームビルディングが最強だった
最近、チームビルディングについて興味深い話を学んだので、共有したいと思う。
テーマは「やっぱ麦わら海賊団って最強やん」という話だ。
いや、冗談ではない。これはチームビルディングの本質を捉えたメソッドに基づいている話だ。
まず、「2ピザ・チーム」について説明しよう。
これは、Amazonが短期間で急成長した理由の一つとも言われる組織編成方法で、チームの人数を5~10人に絞る、つまり「2枚のピザで足りるくらいの小規模なチーム」を作るというものだ。
なぜ小規模なチームが効果的なのか。
大規模な会社で働いた経験がある人ならわかるだろう。
人が増えると、「あれ?オレ頑張らなくてもバレないんじゃない?」と感じてしまうことがある。
結果として、個人の生産性が低下する。
これを『リンゲルマン効果』と呼び、チームが大きくなるにつれてメンバーは個人の努力を軽視し、他のメンバーに頼るようになる。
また、『働きアリの法則(≒パレートの法則)』も似たようなことを言っている。
要するに、働きアリの中でも一部のアリだけが一生懸命働き、他のアリはさぼっているという話だ。
しかし、『2ピザ・チーム』では状況が違う。
チームが小規模であるため、お互いの距離が近くなり、個々の能力が重要視される。
これにより、メンバーは自分の役割を果たすことが求められ、その結果、力を発揮しやすくなる。
また、精神的な距離感も近くなるため、余計な摩擦が軽減されるというメリットもある。
小規模なチームは従業員の満足度も高める。
米国の職場状況レポートによれば、従業員が10名未満の組織のエンゲージメントレベルは42%以上であるのに対し、大規模な組織の平均エンゲージメントレベルは30%未満しかなかったそうだ。
Amazonが成功した要因の一つに『2ピザ・チーム』があるのは事実だが、これは僕らのような零細企業にもメリットがある。
現在、弊社は5人の組織、いわゆる『1ピザ・チーム』だ。この規模感で、お互いの顔を見ながら、食卓を囲めるような関係性で仕事を進めている。
小規模なチームには、以下のような利点がある。
責任感の向上:少人数なので、一人一人の責任感が高まる。自分の仕事がチーム全体に与える影響を実感しやすくなる。
コミュニケーションの円滑化:人数が少ないため、意思疎通がスムーズになる。情報の伝達ミスや誤解が減り、効率的に仕事を進められる。
柔軟な対応:小規模なチームは柔軟に対応できる。変化に迅速に対応しやすく、新しいアイデアを取り入れやすい。
エンゲージメントの向上:前述のように、小規模なチームではエンゲージメントが高まりやすい。これにより、従業員のモチベーションが向上し、生産性が向上する。
結論、
チームビルディングの成功には、適切な規模感が重要だということだ。
大規模な企業でも、中小企業でも、チームのサイズを見直し、最適なバランスを見つけることが、組織全体の成功につながる。『2ピザ・チーム』の考え方は、どんな規模の組織にも応用できる普遍的なメソッドだ。
僕たちも、この「1ピザ・チーム」で力を合わせ、日々の業務に取り組んでいる。
大企業の方も、中小企業の方も、ぜひ参考にしてほしい。
麦わら海賊団のように、最強のチームを作り上げよう!
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