日々是好日 その鍵はリフレクション(振り返り)にあり
人材育成プロセスにおける「振り返り」の有用性
ネタバレになりますが、研修を行う際に受講される方々の満足度を大きく上げるコツがあります。 ぼくに限らず研修をする立場の人はあたりまえのように知ってます。 それは、研修プロセスの節目節目で「振り返り」を個人やグループで行うことです。
振り返りを極めるほど主体性・メタ認知・気付き力・学習力がぐんぐん高まります。これは人気の教師の方や塾講師の方もガンガンやっています。こういう力を伸ばしたいなら「振り返り」がしやすい職場にいたいもの。
このように人材育成の分野では当たり前のように重要視されている「振り返り」・・・・・
にもかかわらず一般の職場・お仕事の中でこれほどうまく使える人が少ないのも「振り返り」ではないでしょうか。 業務内に時間的な余裕がなかったり、上司やマネージャーが効果を認識していなかったり、がよくある理由だと思います。
組織やチームの中でハラスメントの温床になるのは、「ナゾの修行」みたいな美徳です。ナゾの修行を崇拝する上司がいると、部下たち・ひいては取引先や顧客までハラスメント傾向にじわじわ侵食されていくから厄介です。
「努力が足りないぞっ」「意識が低いのよっ」「苦節・・年、理不尽を耐えて乗り越えるんだぞっ」
こういう口癖の上司ほど部下へのフィードバックが苦手だったりします。逆に、自分への振り返り習慣がある人ほど他者へのフィードバックもできるのものです。リフレクション(振り返り)とフィードバックは密接に繋がっている力だからです。
相手を理解しながらの適切なフィードバックできない人が頼る「力技」、それが「ハラスメント」なんですよね。
だからこそ、人材育成を担う人ほど、リフレクション(振り返り)を自分に対しても、他者に対しても習慣化する必要性があるのではないでしょうか。
振り返り、学習し、自らの価値観を磨いていこう
特に今はエコーチェンバーな時代。
狭い偏った情報だけで閉じられた領域に個人は押し込められやすい。とすれば、視野も価値観も狭く小さく収まってしまいます。
振り返り、学習し、自らの価値観を磨いていく。
しなやかな自己成長・しなやかに学習する組織を育てるなら、毎日、毎月、毎季節やりたいのが「振り返り(リフレクション)」。
そのプロセスを通じて
「日々是好日」つまり自身のキャリア・人生の健康度(ウェルネス)と幸福度(ウェルビーイング)を高めていきたいものですね。
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