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人生のモノサシを片手に、どこにでも旅に出ればいい


「自分の軸を持つ」という幻想に惑わされない


ライフコーチをおこなっている中で、生き苦しさを感じている方々のご相談にのってきました。多くの場合、その状況の方は、2つどちらかの感覚にはまっているようです。

ひとつは 「頑張っても結果が思ったようにいかない」。もうひとつは「周りに振り回されて自分の軸が持てていない」。

どちらも既存の構造(システム・組織・やり方)に中でじわじわ押しつぶされているような感覚なのです。

そこで周りの人は無責任に言います。

前者には「さらにこうやって頑張りましょう」
後者には「この教え通りにして軸を持つのです」

(ほんとかよ。おいっっっ。)
元気な人ならそう突っ込めますが、しんどい時、人はそれすら思い浮かびません。

そもそも「みんな違って、みんないい」は幻想です。「みんな違って、みんなボロボロ」だってありえるわけです。

本能的にそれを感じて不安だから、迷子になって動けなくなってしまう人もいるのです。むしろそれは自然な防衛本能かもしれないのです。

人間の先輩は、アフリカ大陸から南の島まで大移動しながら生きてきました。ぼくらは本来そういう軸のない柔軟な生き物です。

東西南北= 「方角というモノサシ」、そして何メートル何キロという「距離のモノサシ」これらを基礎理解しているからこそ、ぼくらは、好きなアーティストのライブ会場に初めて行く場所だとしてもたどり着けるわけです。

行きたい場所に辿り着けたのは、「自分の軸があるから」でしょうか? いえ、モノサシがあったおかげです。

モノサシを使えば、お気に入りの着地点やスタイルを探してそこへ方向転換をできます。別に南の島に行かなくても特殊な世界に行かなくても大丈夫です。

今の構造の中でギャンブルはしなくていい


じぶんの「好き勝手」を継続的に謳歌するためには「キャリアや人生それぞれにおけるモノサシ」が必要です。モノサシが持てないとどこに動いて楽しんでどう暮らしてどう学ぶか、迷子になってしまいます。

構造的に同じ枠の中で「周りがやっているから私もとりあえず」というパターンから抜け出せなくなりゆるやかに麻痺していきます。

本当は「今いるところだから、その頑張り方はうまくいかない」。「周りに振り回されるという自分の軸を持っている」なのでして。

何歳からでも遅くない。

自分軸とかいう幻想を求めるのではなく、まずは自分の豊かさを測る人生のモノサシをどう構築していくか(どう更新していくか)なのです。

他者比較したり自己内省したりだけでは掴みづらい「自分が今望む豊かさ」。これはいくつかの「人生のモノサシ」を持つことでクリアに測ることができる気がします。

いまは手に入る情報だけは過多です。

それよりも人生のモノサシを持つこと。
人はモノサシがあれば、心地よい向きが自分でわかります。

頑張るんじゃなくてちょっとだけ向きを変える。
そうすれば心地よい方向へ動けるし変われるし休めるし学べます。

けっして、今の構造の中にいるままでギャンブルしちゃおえんよー。



豊かさを測る人生のモノサシ


2024年 11月【RYO`s Message】 のテーマは、個人の豊かさを測る人生のモノサシをどう構築していくかについて。 他者比較したり自己内省したりだけでは掴みづらい「自分が今望む豊かさ」。これはいくつかの「人生のモノサシ」を持つことでクリアになっていきます。

日々、個人コンサル・コーチングを行う幸田リョウがクライアントにどんな「人生のモノサシ」づくりを伴走しながら行なっているか、その一端を語っています。  

(主な内容)
・人生の自由度を高める人生のモノサシを持とう
・豊かに暮らす場所のモノサシ
・人生のジャンルごとのモノサシ
・お客様・マーケット選びのモノサシ
・やる気(欲求)の5つのモノサシ
・3つのライフステージのモノサシ
・人生のモノサシから人生の指針を掴む



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