柏谷涼介

日本語教師 です。現在はセントラルジャパン日本語学校教務主任。 大学での日本語教員養成に関わったり、地域日本語教育アドバイザーとして地域の現場の支援をしたりもしています。 ゴールデンレトリーバーを飼っているので大体服が毛だらけです。

柏谷涼介

日本語教師 です。現在はセントラルジャパン日本語学校教務主任。 大学での日本語教員養成に関わったり、地域日本語教育アドバイザーとして地域の現場の支援をしたりもしています。 ゴールデンレトリーバーを飼っているので大体服が毛だらけです。

最近の記事

勤務校でたまに作成している「不定期教務レター」の紹介

すごく久しぶりにnoteを書いてみます。 現在私は名古屋市にあるセントラルジャパン日本語学校という学校に勤務しています。 毎日の授業の報告をネット上で行って、教師間で内容を共有していますが、この報告書のシステム上で、たまに私の方から有用な情報の提供や、主任としての考えを伝える「不定期教務レター」というものを発行し、先生方に読んでもらっています。 今まで発行した教務レターのテーマには 習ったことはすぐ使えるようになるのか インプット処理指導について 行動中心アプローチ

    • 日本語ジャーナルに記事を寄稿しました。

      先週のことですが、アルクさんの日本語教育情報サイト「日本語ジャーナル」に記事を掲載してもらいました。 https://nj.alc-nihongo.jp/entry/20200702-online-lesson 以前から何か記事を書いてくださいと言われていたのですが、なかなか「これだ!」というのが思いつかず、そのままになっていたところ、「オンライン授業」での記事を書いてください、という依頼があったので、書かせて頂きました。 この記事を書く前にオンラインサロンで今回のコロ

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        「10代からの批判的思考」プロモーション・ムービー

        友人の名嶋義直先生が編著をされている「10代からの批判的思考」のプロモーションムービーを作りました。(ご本人承諾済み) 今回のムービーも自作の曲を合わせています。 ぜひYou Tubeを見ていただいて、もし気になったらご購入をお願いいたします! 単行本 :2,530円 Kindle版:2,024円 https://www.amazon.co.jp/10%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%89%B9%E5%88%A4%E7%9A%84%E6%80%9D%E8%80%83-%E2%80%95%E2%80%95%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B9%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%88-%E5%90%8D%E5%B6%8B-%E7%BE%A9%E7%9B%B4/dp/4750350109

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          「教室へのICT活用入門」紹介movie

          ICTを活用した教育で有名な藤本かおる先生のご著書「教室へのICT活用入門」の紹介ムービーを作成しました。 これは仕事ではなく、完全に趣味で勝手に作成したものです。 (藤本先生ご本人の許可はいただいております) もともとは藤本先生にご献本を頂いた時に、意気込んで「書評を書きます!」と言っていたのですが、なかなかまとまった文章を書く時間がとれず、このような形で許してもらおうと思って作成しました。 また最近DTMをやっているので、作曲の練習の一環として、BGMも自作しました。生まれて初めて作った曲は「藤本先生の本」というタイトルです笑 いずれにしろ、「趣味+悪ふざけ」で作った動画です。 ただ、本の内容については本当にすばらしく、これからICTを活用した教育を行おうとしている方にはうってつけだと思います。 Amazonでも購入でき、Kindle版もあります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4336063397 特に昨今では新型コロナウイルスの蔓延から、zoomなどを利用したオンライン授業の必要に迫られている方も多いと思います。本の中でそのような部分にも触れられています。 ICTについては、既に「使うか、使わないか」ではなく、「どのように使うか」という段階であるべきだと思っています。 諸々の事情により、できない機関もあると思うのですが、現段階では使えなくても、使えるように環境を整えたり、教師の研修を行ったりしていくことは重要だと思います。 この本により、ICTを使用して学習者によりよい学習環境、教育を提供できる機関や教師が増えていくことを切に願っています。

          Jamboard ✕ 日本語教育の可能性について考える。

          以前から気になっていた、Google製の電子黒板「Jamboard(ジャムボード)」を体験してきました。 Jamboardに関してご存じない方は、こちらの動画で何となくご理解頂けるかと思います。 主な機能などについてです。 ・ホワイトボードに、メモ,テキスト, 画像などを作成することができる。 ・画面はアプリ等を介して他の参加者に共有できる。 ・共有時はリアルタイムで変更が全ての端末に反映される。 ・AIで手書きの文字を任意のフォントに整形。 ・AIで手書きの図形を整形

          Jamboard ✕ 日本語教育の可能性について考える。

          教育の市場化の記事を日本語教育機関に置き換えて考えてみると

          大阪市などで話題になっている「教育の市場化」についての記事を読んだので、少し思ったことなどを書いてみようと思います。 この記事ではアメリカの公教育についての話だったのですが、自分の現場(国内の日本語教育機関、いわゆる「日本語学校」)に置き換えて考えてみました。 ①「学力」について記事には以下のような事が書かれています。 ・何を持って「学力」と呼ぶのかはほとんど議論されていない。 ・国語と算数のペーパーテストの点数だけが「学力」とされていいのか。 ・私達が真に問うべきはこ

          教育の市場化の記事を日本語教育機関に置き換えて考えてみると

          「もう学校も先生もいらない!? SNSで外国語をマスターする《冒険家メソッド》」の書評のようなもの

          村上先生から献本を頂いたので、僭越ながら書評のようなものを書いてみようと思います。 Amazon 実は私が日本語教師をやっていて心の支えにしている、勝手に師匠のように思っている方が2人ほどいるのですが、その一人が何を隠そうこの本の著者、村上先生です。 かれこれこの仕事を16年ぐらい(2018年10月現在で)やっているのですが、転職が珍しくないこの職業では、いろいろな現場を転々とすることが多く、その中には時代遅れで勉強不足の教師が支配的な環境もありました。 そのような時に

          「もう学校も先生もいらない!? SNSで外国語をマスターする《冒険家メソッド》」の書評のようなもの