国際学会に参加した経験について(①イントロダクション)
今回は僕がソーシャルワーカーとして、福祉の業界で自分らしいキャリアを積み上げてきたプロセスにおいて重要な転換点になったときのお話です。
何か参考にしていただけることもあるかもしれませんね。
僕は旅行ではなくて、仕事の延長で海外に行ったのが、おかげさまで4回あるのですが。
そのうち3回は国際学会に参加するためでした。
勢いだけで参加しましたけど、人の繋がりも増えたし良い経験になったので、その内容とか経験を少しまとめる目的で書きたいと思います。
ちなみにそのほかの1回は、ロサンゼルスに行った海外調査研修です。
詳しい内容ではなく、行くまでのプロセスとかをまとめた記事は書いてみたこともあるので、興味のある方はどうぞ。
さて、僕が参加したことのある国際学会は3回あって
①2016年6月にソウル(韓国)で開催された「ソーシャルワーク、教育及び社会開発に関する合同世界会議 (Joint World Conference on Social Work, Education and Social Development)」
②2017年7月にホノルル(ハワイ州・US)で開催された「PACIFIC RIM INTERNATIONAL CONFERENCE ON DIVERSITY AND DISABILITY」
③2018年7月にダブリン(アイルランド)で開催された「ソーシャルワーク、教育及び社会開発に関する合同世界会議 (Joint World Conference on Social Work, Education and Social Development)」
です。
参加しようと思ったきっかけ
これまでも何度かnoteに書いてきましたが。
自分の行動範囲が広がってきて、それの結果として見えてくる世界が広がり、思考が変化し自分の人生が大きく変化してきたという経験を、たびたびしてきています。
ソーシャルワーカーとして活動する中で、国内の職能団体の集まりや学会などに参加して刺激を受け、それを活力にして日々の実践が広がっていき、それは僕自身のキャリアアップにもつながっていったわけですね。
2014年に参加した東京であったのソーシャルワークデイのイベントで、その年に開催されていたメルボルンでのSWSD2014の報告がなされていて。
僕は客席でその話を聞いて、「へーそうか、国際学会とかもあるんだ」と新たなフィールドの広がりを得ることになったわけです。
その時は、そのうち参加できたらいいな、くらいの気持ちでいました。参加費が確か700USドルとかかかって、自腹で参加するのには躊躇するお値段でしたし。それに交通費とかも加えるとなかなかな金額になりますしね。
僕は自分の勉強のための交通費と参加費については、ある程度は自己投資で必要性を感じていて、なのであまり惜しまずに使っている方だと思いましたが、それでもなかなか高額に当時は感じていました。
ただ、その国際学会は2年に一度開催されていて、次回開催が2016年に韓国のソウル開催ということを知り、オーストラリアに比べるとまだ経費的にもリーズナブルだし、仕事として「行けるんじゃないかな」、みたいなつぶやきを当時のTwitterでした記憶があります。
当時勤めていた会社は非常に可能性を追求する、リベラルな社風のところではありましたが、とはいえ、海外出張に行かせてもらっていたのは、役員とかそういうたぐいの人たちだけの特別なものだったので。
そもそも一般社員である僕が、現場での仕事をそこそこに長期間出張に行かせてもらうとか、あまり現実的な発想ではなかったのが実情ではありました。
ところが、いろいろなめぐりあわせがあって、前にも書いたみたいに、ロサンゼルスに3週間の調査研修に行く機会に恵まれたんですね。
僕の現場での役割を考えると、それこそ3週間も職場を抜けるというのは現実離れしたことだったのですが、いろいろ業務調整と事前準備をして、制度上もまったく問題なく行ってくることができました。
実際行ってきて、自分自身の視野が広がり成長に繋がった、という話でもありますし。なによりも、自分がやりたいと思っていることは、チャレンジしたら叶う可能性がある、ということを学んだ機会になりました。
なので、一度そういう機会を作って実現できたら、僕の中で前例もあるし、いろいろ新しいことにチャレンジするハードルは格段に下がって、とりあえずやってみようという感じになりました。
きっと行けるんじゃないかな。
大丈夫大丈夫~という感じ。
アクセプトまでのプロセス
続いては①のソウルでのSWSDに参加するまでのプロセスについて、書いていこうと思います。
そんなわけでソウルで開催されるSWSD2016についての情報を知ったのは2014年の夏。次にロサンゼルスに行ったのが2015年2月。
そしてソウル大会の抄録締め切りは2015年の7月ごろだったんじゃないかなと記憶しています。
スケジュールについては、ウェブサイトで公開されていて、ちなみに直近のSWSDは2020年7月にカナダのカルガリーで開催されます。ウェブはこちら。
2015年。僕は春から法人本部の人事のような部署に異動していて、でも関西在住だったので、東京大阪を行き来する生活がスタートしていました。
自分に与えられたミッションに沿って、その同じチームの仲間とさまざまなアクションをしていくことになるのですが、なんとなく国際学会のことを僕が思い出して、とりあえず参加してみませんか?取り組みを発表してみませんか?という話に。周りの人たちも行こう行こうと、軽いノリで盛り上がったのがきっかけになりました。
その時点で抄録の締め切りまでたぶん10日間くらいしかなかったんじゃないかなと思うのですが、実践報告のような形で、法人の活動などを発信する機会にしたらいいんじゃないかということに。とりあえず日本語で抄録を作り、それを仲良い社員に英訳してもらって、とりあえず投稿してみることにしました。
わずかな時間でしたが、新しいことにチャレンジしよう、もしかしたら面白いことにつながるかも、というワクワク感。
ロサンゼルスに行かせてもらった経験から、チャレンジしたら実現するんじゃないか、という希望の感覚もあり、行動に繋がっていった感じです。
何度かの修正作業ののち、締め切りまでに抄録の提出が間に合いました。
そしてしばらく期間があいて、2か月とか3か月くらいだったでしょうか?少し記憶があいまいなのですが。
メールにて抄録が採択(アクセプト)され、オーラルプレゼンテーションの機会がもらえることになりました。
メールが届いたときは、なかなか驚きましたが(あの内容でいいの・・?みたいな気持ちもなくはなかったですが)。
でもチャンスをもらえるのは嬉しいことだと、同僚らと喜び合ったのでした。
長くなってきたのでとりあえず今回はこれくらいにして。
次回は社内調整や準備のこと、実際行ってからのことなどを書こうと思いいます。
ありがとうございます。
(ちなみに続きはこちら↓)
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