見出し画像

B.G.M Live! 2024をステージギタリストの視点で振り返る。

過日、11月30日(土)に東京・赤羽ReNY Alphaで開催されたB.G.M Live! 2024。
ご来場の皆々様、出演者、ステージおよび音響スタッフ、イベント制作スタッフの皆様、ありがとうございました。

6年ぶりの開催ということで諸々の苦難はあったようですが、オレはあくまでメインヒロイン(=Ayumi.嬢)に呼ばれてギターを弾きに行っただけなので、細かいことは知らないし、そもそも大して興味がない(…)ので耳に入れてません。
「こんなことがあってもう本当に大変だったんだよ〜」が面白い話なら興味もあったろうが、細々した内部の余談なんざ知った所でロクなことはない。
自分のプレイとギターの音が良くなるなら進んで聞くがね。
楽しいことだけ知ろうじゃないか。

というワケで「ライブ演奏シーンでステージ上スチルに常在した唯一の男性キャラ」として、極めて個人的な目線で今回のB.G.M Live! 2024で演奏した楽曲を振り返ってみたいと思います。
ほとんど曲と歌詞とギターの話しかしないから、そういうの興味がない方はオススメしませんよ。
それでも良いという方は、お付き合いください。



【Astilbe x arendsii】

皆さんご存知、Ayumi.嬢と柳英一郎先生の混声ユニット。

Ayumi.嬢との付き合いは歳月として長いとはいえ、彼女と一緒に音を出しライブを演るというのは初めてだったので、リハーサル段階ではお互いに「ステージ上だとアンタどんなことすんの?」状態でしたが。
本番中はちょっと後ろからAyumi.嬢がどこを向いているかの様子を見ながら、空いてるスペースで邪魔にならない程度にアピールしつつ、柳先生とのツインギターをどう観せるか、どう聴かせるか、を常に考えてました。
オレは無駄に身長が高くて動きがデカイので悪目立ちしたらヤダな、と。
思いの外、柳先生が暴れん坊だったので杞憂でしたね。


1.Merry Go Love

歌い出しの歌詞「Wo-ai need youできらめく星は
まぶしいきみの名に決めた(※もらった歌詞データママ)」がすべて。
Ayumi.嬢が主人公くんに伝えたい気持ちを爆音に乗せてドカーンとぶつける、バンド演奏一発目としてこれ以上ない楽曲だと思います。
キミたちは星なのだ。

イントロフレーズは原曲の丁寧に音符をあるべきところに置いていくプレイよりもアクセントを強めに、高音にラインが動かすあたりはスライドの引っ張りを長くしてウネリを出すように心掛けました。
ブレイクのギターだけで降りる所とかはカットインの星が降ると良いよね、って思ってたので皆の脳内でもキラッ⭐︎ってなってたら嬉しい。

曲中は展開が明確なので、Aメロは4つ打ちに合わせたクラップ、Bメロはハーフでタメた後「早く見つけてねー」あたりで加速〜裏のキメ、サビアタマで光が拡がる感じを演出したいなと思いながら演奏。
テンポはそこそこながら細かいブレイクは多いので、余計なノイズを出さないことを心掛けつつ、Mizukiさんのキレのいいハイハットと上手く絡むよう素早いピックアタックを意識してました。

ギターの音色はバッキング用の"Rhythm"と、イントロ/折り返し/アウトロ用の"Lead"の2種。
アンプモデルはPVH 6160+ Leadタイプ、ブーストはKloneでした。


2.Flug Cruuuuush!!!

2曲目にして早々にフラグへし折るのはどうなんだ、Ayumi.嬢…。
ついでにコレ、タイトルの綴り間違ってねェか?
Flagじゃなくて?それともドイツ語の方?

というのはさておき、盛り上げには最適な驚速楽曲を2曲目に持ってくるのは大正解です。
ちゃんとウォームアップしてなければたぶん怪我人が出るレベルの運動量。
開始5分でこの私にあんなフルシュレッドをさせおって、絶対に許さんぞAyumi.ちん…。
棒読み気味な「キミノコトガスキダヨ?」にゲラゲラ笑いつつギターソロにいけて最高でした。
ギターソロ入り口は右手中指と薬指を使ったシーケンシャルなタッピングでズルズルと、本編は原曲に沿ったフルピッキングと和音ラインを混ぜつつ、ガーっとバーっと勢い重視で弾きまくったつもりです。

原曲のギタープレイ的にはもう「アンタ絶対Tak Matsumoto好きだろ?」っていうフレーズ満載なので、日本代表ギターヒーローに憧れるキッズの気持ちで弾きました。
ちなみにオレはB’zなら「RUN」と「TIME」と「Blowin‘」と「裸足の女神」と「Zero」と「ミエナイチカラ」と「ねがい」と「Liar! Liar!」と「Fireball」と「イチブトゼンブ」と「兵、走る」が特に好きです。

サビではみんな跳ぶよな?と思ってフットモニターに足掛けてぴょんぴょんしてましたが、なんかちょっと浮いてたかも知らん。ごめんね。

ギターの音色はバッキング用の"Rhythm"と、イントロ/ソロ/アウトロ用の"Lead"の2種。
アンプモデルはPVH 6160+ Leadタイプ、ブーストはKloneでした。
Takりたいなら、当たり前だよなぁ。


常時前に前にと出続けるAyumi.嬢の後ろで、柳先生と「オレらギターコンビだぜー!」って感じにわちゃわちゃしながらプレイできたのがとにかく楽しかったですね。
次回のAstilbe x arendsiiバンドライブがあったら、また弾かせてくれないかなー。


ここから先は

19,367字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?