”ちょうどいいところを探す”という考え方
こんにちは、Ryoです!
妥協でもなく、諦めでもなく、”ちょうどいいところを探す”という表現、考え方が僕はすごく好きです。
いきなりなんの話だよ!って思うかもしれないので少し補足しますが
これは”魔法使いの嫁”というアニメの中のセリフの一部なんですね。
元のセリフは『ぶつかったら、わからなかったら二人でちゃんと相談しましょう。ちょうどいいところを探すために。』というセリフで
主人公の女の子が旦那さん(魔法使い)に言ったセリフです。
詳しくは割愛しますが、言葉選びが繊細でいろんな場面で優しさを感じるいいアニメなので(マンガもあります)気になる方は是非見てみてください!
本題に戻りますが、今回はこの”ちょうどいいところを探す”という考え方についてお話ししていきます。
というのも、作品の中では二人の間にすれ違いが生じた際に言っているセリフなのですが
この考え方っていろんな場面でHSPの人の繊細な価値観に合っているんじゃないかなと感じたからです。
今回は、恋愛においての”ちょうどいいところを探す”
人生においての”ちょうどいいところを探す”
をテーマにお話ししていきます。
生き方、考え方の参考にしてくれたら嬉しいです!
恋愛においての”ちょうどいいところを探す”
これは作品のシチュエーションと同じですね。
普段どんなに仲が良くても価値観が合わない部分があったり、言い合いになってしまったりすることはよくあります。
ここでの”ちょうどいいところを探す”とは、お互いの価値観をぶつけ合う、押し付け合うのではなく
まずはお互いの意見を聞いて、それを聞き流さず一旦自分の中でちゃんと消化して、その上でお互いの意見を尊重し合えるちょうどい結論に持っていくということです。
言ってしまえば互いに妥協するということなのですが
『妥協し合う(二人とも自分の主張を多少諦めて折り合いをつける)』
というスタンスでいるより
『話し合って二人にとってちょうどいいところを見つける』というスタンスでいる方が優しい考え方だし
解決した後に『ケンカしてしまった』というよりは『お互いの価値観をすり合わせた』という感じがするのではないでしょうか。
意見が食い違ったからといって、大事な相手に敵意を示す必要も
感情的になって強い言葉をぶつける必要もないですよね。
相手が大切であればある程、感情に任せた発言はどうせ後で後悔することになります。
HSPは平和主義の人が多いと思うので、この”ちょうどいいところを探す”という優しく平和的な考えが一番しっくりくるのでは?と思います。
人生においての”ちょうどいいところを探す”
人生と一言で言っても、そこには色々な観点が含まれている訳ですが
ここでもやはりこの考え方がいいんじゃないでしょうか。
HSPに限った話ではないですが、生きる上で大事なのは何事も自分にとって”ちょうどいいところを探す”事なんじゃないかなと思います。
要は生きやすいように生きるって事ですね。
気楽な考えだなと思うかもしれませんが、人生は苦行ではないので生きやすいように生きればいいと思います。
何も行動しなくていいって話じゃありませんよ!笑
現状生きづらさを感じる状況ならば、もちろんそれを自分で変えていく何かしらの行動は必要な訳ですが
生きづらさを我慢する必要はないという事です。
ちょうどよくない環境なら逃げてちょうどいい場所に行く。
そこで生きるのに足りないものがあるのであれば、諦めるのではなくそれをどうやって補うのかを試行錯誤する。
例えば自分に接客業が向いていないと感じるのであれば
『他に経験がないからこれしかできないし我慢するしかない』と考えるのではなくて、他の仕事を探してみる。
自分に合ってそうな仕事は見つけたけど、収入が下がるから生活できないなと感じるのであれば収入を上げる方法や別の手段を探す。
収入が前提ではなくて、自分に合っている仕事が前提で
足りない収入を補うための試行錯誤や行動は必要という事ですね。
僕が思うに自分にとって『ちょうどいいな』と思えるものや環境って圧倒的に少ないのに対して
それを手にするための”手段”は考えればいくつもあるはずなのに
なぜが”ちょうどいいところ”よりも”手段”を優先している人が多い気がします。
複数ある”手段”なんかより、数少ない”自分にとってちょうどいい環境”をベースにして物事を考えた方が良くないですかね?
このパートで何を伝えたいかというと
間違った努力(我慢)を続けるのをやめて、素直に自分にとって”ちょうどいいところ”を探せばいいんだよということ。
頑張るのがしんどいんなら頑張らなくても生きていける”ちょうどいい場所”に逃げたっていいんだよってことです。
もちろん合わない仕事や環境をいきなり投げ出せってことではないですが
時間はかかってもいいから”ちょうどいいところ”を探すことはやめないで!って思いますね。
ちょうどよくない環境を選び続けるのは、行動を起こさない現状維持なので短期的に見たら楽ですが
長い目で見たらやっぱりしんどいですよ。
人生も仕事も数年では終わりませんからね笑
我慢、耐え抜く事が努力することであり、大人の行動であり
それは美しく素晴らしいことだという風潮や認識が日本には昔からありますよね。
冷静になって考えてみてください。
一体これは誰にとって美しく素晴らしいことなんでしょうか。
社会、会社ですよね。
この美学は結局のところみんなの本心から来てる訳じゃなくて
昔の偉い人がみんなをコントロールしやすくするために作り上げ、擦り込んだ常識です。
自分の意思でもなければ本心でもないものに
自分の心や体を犠牲にしてまで従う道理はないです。
周りがどうこうではなくて、自分にとってはどうなのかを考えて”ちょうどいいところを探す”ことにもっと熱心になっても良いんじゃないでしょうか。
小さな刺激に対しても敏感で、ちょっとした嫌な出来事をいつまでも引きずってしまいがちなHSPの方が生きていく上で
ストレスの少ない”ちょうどいいところを探す”という考えはすごく大事なのではないかなと思います。
最後に素晴らしい二つの言葉を皆さんに贈ります。
この二つを見比べた上で、どちらの考え方が自分にとって生きやすく感じるのか、”ちょうどいい”のかを考えてみてもらえたらなと思います。
我慢、耐え抜く事が努力することであり、大人の行動であり
それは美しく素晴らしいことだ
by 昔の偉い人
んなわけないじゃん笑
by Ryo
一見ラフに見える後者の言葉からは
そこはかとなく知性や偉大さを感じますね。
ということで皆さんもいろんな場面で自分にとって”ちょうどいいところ”を探しながら生きてみてください!
それではまた次回の記事で( ^∀^)