見出し画像

すべての化粧品をやめた、その効果。

スキンケアにまつわる様々な本を読んだ結論として、一度すべての化粧品をやめてみよう、と思ったのは2年前。

宇津木式を筆頭に、いろいろ読んだ。その一部。

写真にある宇津木式は、アマゾンを見てもらえばわかると思うが、効果があったなかったにかかわらず、圧倒的なコメント数。それこそ、一人の人が何年もかけて何度もコメントを更新して、この宇津木式の効果をレビューしている。という説得力から、これを読んだことが始まり。

そもそも、なぜスキンケアを見直そうと思ったのかというと、年々昇給に比例して、化粧品にかかるお金が爆上がりしていた。ついつい買ってしまう。ストレス発散もあったと思う。

日本のいわゆる「高級ライン」も試したし、韓国コスメも試したし、ボタニカル系とかも試したし、夜通販でやってるようなオールインワンも「ぽち」っとしていた。

それなのに、結果がついてこない・・・。
私は死ぬまで、この化粧品難民をやるのか、お金を使い続けるのか、と思うと途方にくれた。まだまだ学費もかかるのに、と。

悩みは、もはやなんだかわからなかった。
シミも急に出てきたし、なんだか肌が汚い。私、どうしたらいいの。そもそも、私の肌の悩みってなに。きれいになってくれたらいいんだけど。ってなっていたときに、たまたま読んだ本。

衝撃だった。だって、極端にまとめると、
「全部やめて、石鹸で顔を洗う。」
という一本道。

そんなの本にならないじゃないか、と思ったけれど、その理由がお肌の解剖学からひも解いてある。そして、全部やめて放置、ではないことも書いてある。これは「手抜きして放置しよう」「石鹸で洗ってたらいいから」ってことではなくて、正真正銘の「スキンケア」について書いてあるのだ。

「押してダメなら引いてみな」

の精神で、すべての化粧品をやめてみることにしたのだ。

それにしても、本の中でも衝撃だったのは、
「お肌に水分は浸透しない」
ということ。わかりやすく言えば、もし、水分がお肌に浸透するなら、お風呂に浸かったら、私はお風呂を上がるころには全身プルプルになっているはず。それなのに、指の先がしわしわになるのはなぜ、という疑問。考えたこともなかった。

本を読んでいると、ふと高須クリニック院長がいってたよなあ、と思い出した。
「日焼け止めと保湿。保湿はワセリンでいい。」
ああ、確かにそんな風に言ってたような。

(もっともっと、納得の衝撃の話はあるのだけれど、ネタバレになるので、興味ある方はぜひ、購入して読んでみてほしい。)

という衝撃を経て、例えばだけど、私が実践していることは、
・絶対にお湯を使わない
・石鹸は純せっけんを使う
・石鹸を泡立てて、手が肌に触れないようにする
・絶対にこすらない(タオルは当てるだけ)
などなど。

これが結構、面倒くさい。これをすべて忠実にやるくらいなら、シャワーを顔に当てながら、クレンジングをぬりぬりして、ごしごし洗って、ときどきスクラブとか使って、タオルで拭いて、オールインワンの化粧品を塗って…というほうが、ずっと楽だ。

ということで、すべてをやめて、上記のようなスキンケアを続けて半年ほどたった時、周りから「肌が変わった?何使ってるの?」と言われるようになった。シミが消えたとか、そういうことではなくて、(シミはレーザー当てるしかない)赤みが消えてきたのだ。す、すごい。

というわけで、お金もかからないし、すごく気に入って続けること二年。
なんとなく肌が落ち着いてきた。酷使してきた肌の疲れが抜けてきた、という感じ。

しかし、それと同時に、だんだんマンネリ化して手抜きになっていることに気が付いた。

ついつい、お湯であらったり、タオルでついこすっていたり。つまり、中途半端であり、これではスキンケアになっていない、と反省して、原点回帰。もう一度基本のやり方を思い出し実践、先日は赤ちゃん用のワセリンを買ってきた。

ワセリンを、綿棒の先1/3くらいのごく少量、手のひらで伸ばして顔につける。
びっくりするほど薄く。二日ほど実践しただけで、しっとり水分が逃げなくなってきた。丁寧にやるって、忠実にやるって、すごい。これからも続けるつもり。

ところで、このスキンケアは合わない人がいる。確か、林真理子さんもエッセイの中で、ご自身は続かなかった、と触れていたのは、この宇津木式じゃないかと想像しているのだけれど、それは、
「化粧品を買うのが楽しいんじゃない!」
「いろいろ試したいの!」
みたいなワクワクに勝てるかどうか、だと思う。

あのキラキラした百貨店の化粧品売り場が「すべていらないです」なんて言われても!って話で。

なんてかわいい容器。
なんて素敵なメイク。
なんて魅力的な香り。

それって、確かに、手放せないよなあ。ってのもわかるんだよな。
私が今必要としているものって、100円くらいの純石鹸をアマゾンで買うくらいだからな。地味です。

だから、私はその「キラキラ欲求」は、基礎化粧品ではなくてリップとか小物を購入することで満たしている。やっぱり楽しいですからね。化粧品売り場って。

という雑談でした。

#おすすめスキンケア


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?