パドレスの1か月を振り返る~6月編~
どれだけ涙を流せば~あなた(タティス)を忘れられるだろう~ Just tell me my life どこまで歩いてみても涙で明日が見えない~
と歌っている場合じゃない現在43勝41敗のナ・リーグ西地区2位につけているパドレスさんの6月を振り返っていきたいと思います。(6/26現在)
1.1ヶ月の振り返り
というわけでまずはパドレスの今月の成績はこちらです。12勝12敗、ごぶごぶです(6/26現在)
6月は6連敗もありかなり厳しいかなと思いましたが思ったよりよく戦ってるそんな印象です。
ただ、何が今一番厳しいか、それはチームの顔であるフェルナンドタティスJrの怪我です。6月はご覧の通りかなりのパフォーマンスを見せてくれておりこのまま怪我せずに、、と思った矢先でした。
大腿骨ストレスリアクションによるものとされており前半戦の復帰は絶望的とのこと。後半戦もどのタイミングで復帰できるかも怪しいようで。。なんとか後半戦のどこかでは万全の状態で戻ってきてほしい限りです。
1か月タティス抜きで戦うとなるとウェイドだとかなり物足りないので補強をするのか、、それとももう一人の愛されキャラであるシュガーちゃんことアゾカーで行くのか、最近コールアップされてたバント要員、ジョンソンでいくのかいずれにしても厳しい戦いは変わりなさそうです。
まあかといって結局税金問題云々でホワイトソックスに行ったトミーファムをわざわざ対価払ってトレードで獲得したいか。。と言われると。。
参考程度にアゾカーのstatsを載せておきます。かなり物足りない。。
ただポジティブな面もあります。
それは月間4回のサヨナラ勝ちをしていること。
後述するジャクソンメリル、カイルヒガシオカ、ジェイククロネンワースのサヨナラHRに加え、我らのアイドル、ジュリクソンプロファーのサヨナラタイムリーと、劇的な勝ち方が多いミラクルパドレスでした。
・カイルヒガシオカ(6/12対オークランド)
https://x.com/Padres/status/1800747496651829506
・ジェイククロネンワース(6/21対ミルウォーキー)
・ジュリクソンプロファー(6/25対ワシントン)
2.去年との変化
先月のnoteでも、去年作成したnoteでもお伝えしましたが、パドレスの去年の象徴的なデータはこちらです。
・1点差ゲーム9勝23敗(MLBワースト)
・延長戦2勝12敗(MLBワースト)
・12回のサヨナラ負け
・得点圏打率2割4分1厘(30チーム中下から8番目)
さあ開幕して3か月ではどうなっているのか見ていきましょう、こちらです。
・1点差ゲーム 10勝12敗
・延長戦3勝0敗
・サヨナラ負け2回
・得点圏打率 2割6分5厘
延長戦で負けていない!!素晴らしい!!!!!
とはいえ1点差ゲームは勝ちを先行させたいですね。。
わりかしMLBの監督は回の途中からピッチャーを代えたがる傾向にあるように思える(特にシルト監督)のでそこがどう影響しているのかは気になるところです。(個人的にはリリーフピッチャーの負担が大きそうなイメージはあるのでなるべく避けてほしいですが。。。。。)
3.個人的月間MVP
中の人が勝手に選ぶ6月の月間MVP選手を投手野手1人ずつ紹介します。
・マットウォルドロン
ダルさんマスグローブがいない中、6月はナックルボーラーのウォルドロンがエース級の活躍を見せてくれました。
6月の成績はこちらです。
防御率は1.95、whipは0.80という圧巻の成績で彼がいなかったら。。と考えるとぞっとします。
ウォルドロンの特徴といえば、フルタイムナックルボーラーではないこと。
90マイル台の速球に79マイル前後のスイーパー、速球とほぼ変わらない球速のツーシーム、カッターを操ります。
そんなウォルドロンのナックルはこちら。
続いては野手です。
・ジャクソンメリル
もともとはショートでパドレスNo.2プロスペクトであったジャクソンメリル。ですが、チーム都合もありセンターでの開幕ロースターを勝ち取りました。今月のメリルは何といっても長打率がすさまじい。6割3分です!!!!(6/26の試合前の段階)
HRも今月だけで6本も打っており、チームの顔になりつつあります。
特に印象的だったのが6/13の対オークランド戦。
9回裏に今年ブレーク中のメイソンミラーからサヨナラHRも放ちました。
いやーパドレスの未来は明るい!!!
https://x.com/Padres/status/1801028272756506858
4.印象的だった試合
前述したように4度のサヨナラ勝ちも素晴らしいですが、個人的には日本時間6/26の対ナショナルズ戦を上げさせてください。
初回、打席に入るのは前日サヨナラタイムリーを放ったジュリクソンプロファー。そこに捕手のルイーズが詰め寄ります。そしてマチャドが止めに入り一触即発。両チームに警告が与えられます。そして打席結果は死球。それに対して審判に抗議したシルト監督は退場。ルイーズ、ゴアお咎めなし!なんでやねん!!!!
一部始終がこちらのYoutubeにありました。よろしければご覧ください。
じゃあなぜルイーズはプロファーに詰め寄ったのか。
それは前日のサヨナラ打の時にパドレスベンチではなく相手ベンチに向かってセレブレーションをしたことが原因の可能性があるようです。まあプロファーとしては前のアラエズが敬遠されて舐めんなよとでも思ったのでしょうか、それとも喜びすぎて無意識だったのかそれはわかりません。
※後日談
プロファーは3塁側の観客を煽ったのであってワシントンベンチを煽ってはないと語っています。
前置きが長くなってしまいましたが、四球のプロファーを塁においてマチャドが怒りのツーランホームラン。
ただ先発のアダムメイザーが3回に4点を取られて逆転を許します。
しかしパドレスは5回裏ジェイククロネンワースとドノバンソラーノのタイムリーで逆転します。
そして6回裏満塁で迎えるは前日から色々あったプロファー。
結果はまさかのグランドスラム!!
オールスター外野手部門の1位は渡さないといわんばかりホームランでパドレスの勝利、そして先発したメイザーのプロ初勝利にも貢献してくれました。
実力も兼ね備え、しかもファンから愛されるプロファー。これぞスーパースターですね。2013年プロスペクトランキング1位の選手がようやく華開きました。
どこぞやのファンからはキャッキャされてるものの、結果が全く出ていない某選手とは大違いです。成績にちなんだ暴れ方をしような^^
せっかくなので韓国語の実況解説もどうぞ。
何言ってるのか全くわかりませんが韓国語の実況解説はとにかくテンションが高い(笑)
5.終わりに
6月前半で1点差ゲームをことごとく落とし、中盤では連敗でズルズルいってもおかしくない中劇的な勝利を挙げ、なんとかWC争いに食らいついているパドレスさん。
ただ一番きついのはタティスがいないこれからだと思います。
大活躍しているプロファーもアラエズもマチャドもどこかしらの怪我を押して出場してくれています。
これ以上の深刻なけが人を出さずなんとか7月以降も頑張ってほしい。そう願っています。
ご覧いただきありがとうございました。
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