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6月13日 課題の分離[day13]
アドラー心理学の代表的な考え方の一つです。人は他者の課題に決して足を踏み入れてはいけない。逆に自分の課題に人を巻き込んではいけない。
”馬を水辺に連れて行く事はできるが、馬に水を飲ませる事はできない”
これは代表的な例えです。馬を水辺に連れて行くのは、飼い主の課題であるが水を飲むのは馬の課題である。全てが飼い主の課題ではない。この様に自分の課題と他者の課題を分けて考える。
この考えは仕事やプライベートでも同じです。
例えば、
・子供を学校に行かせるのは親の課題。学校で勉強するのは子供の課題。
・従業員が働きやすい環境を作るのは社長の課題。成績をよくするのは従業員の課題。
・好きな人に告白をするのは自分の課題。付き合うか決めるのは相手の課題。
課題を分ける事により、自分のストレスが軽減します。全て上手くいかないのは自分のせい。相手がダメになったのは自分のせい。ベクトルを自分に向けることも大事ですが、全て自分が負担をしてしまったら相手は成長しません。
何か出来事が起きた時は一歩引いて物事を客観視し、どこまでが自分の課題でどこからが相手の課題なのかを考える習慣をつけると課題解決に繋がります。