自分の最高を引き出す考え方
実はわたし、9月に転職をしました。
会社の規模でいうと、1社目が30,000人くらい、2社目が4,000人くらい、そして今回の転職先は200人強とおおよそ10分の1ずつ小さな環境に移ってします。(この理論でいうと次は20人、そしてその次はほぼ創業メンバー)
いま9月の2週目が終わったたところですが、この2週間は研修というか、実力チェックのような機会がいくつかありました。
その中の1つに、「課題図書を読んで要約する」というものがあります。
わたしは本を読んだり、意見を書くことは好きなほうですが、読書感想文は嫌いでした。
他人に読む本を決められること、書いた意見を添削される(評価される)ということが合わなかったのです。
今回も正直同じ感想を抱いていましたが、「部署のメンバーは全員これらの本を読んでおり、本の内容をベースに実務で会話している」といったニュアンスが説明されました。それは読まないと。
と、そんな感じでこの課題図書を良い進めたわけですが、1冊だけ今まで耳にしたことがなく、かつ今回の課題としょの中で最も印象に残った本を紹介したいと思います。
それがこちら(アフィリエイトではないです)
自分の最高を引き出す考え方
スポーツ心理学の研究をされており、野球やラグビーなどのスポーツで指導を続けておられる布施努さんの著書です。
学生時代、野球をやってきたわたしの経験談として、練習では自身の成長を目標にやっているものの、いざ試合となると相手に勝ちたい、チームメイトよりも評価されたいと、他人と比較することばかりでした。
本書では、私のように他人と比較してしまうことを「横型比較思考」と呼んでおり、目標設定の参考としては有効であるが、目標そのものは自分でコントロールができる「縦型比較思考」であるべきだと書かれています。
つまり、試合に勝つ、かけっこで優勝する、といった目標は相手がいるものなので、どんなに自分が頑張っても必ず叶う目標ではないと。
それよりも、練習してきたスライダーを低めに投げる、スタートの5メートルは3歩で到達するなど自分だけの力でコントロールのできることを目標に置くとよいと読み取りました。
ビジネスでも同様、他者からいい評価をもらうことに執着してしまうと失言が気になったり嫌われないようにしようとあまり挑戦的な行動がとれなくなります。商談にこの考えを適用すると、先方の事業について調べてきたので雑談時にはさむ、質疑応答は結論から答えるといったところでしょうか。
本書にはこの「縦型比較思考」以外にも、「役割性格」「ダブルゴール」「CSバランス」「獲得型思考」などキャッチーなワードが並んでおり、そのどれもがスポーツ選手だけでなく社会人にとって重要な考え方であると感じました。
反響があればもう少し要約的な感じで書いてみようと思います。
今後、後輩や部下におすすめの本を聞かれたら間違いなく推せる1冊となりました。
ぜひ!
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