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クリスマスプレゼントは人それぞれなのです。46区、47区

コロナでイベント中止が続いたランナーのために、私が発案したリレー企画の様子を書いています。Twitterでランナーを募集してオンライン上でみんながタスキを繋ぎ、ゴールの札幌を目指し中。 東京新国立競技場から繋がったタスキは市民ランナーのチカラでゴールにつくのか⁉
これまでの連載はこちらから読めます。

46区 12月25日 kentaman選手
三戸駅~八戸駅  21.63㎞ 
 

kentamanさんはクリスマスイブに立候補し私に指名され、クリスマスプレゼントだと思って走ります。と返信してクリスマス当日にタスキを三戸駅から八戸駅までタスキを繋いでくれました。

ツイートを見てもらえば分かると思うが、路面は完全に凍結している。
スケート状態でのランニングで危険な路面状態の中で21㎞を走るのがどこまで大変なのかも想像つかない。
距離もだが、寒さ、路面凍結など、へっぽこランナーの私からすれば、走らない理由がそろっている。いや、一つあるだけでも走るのを休んでしまう事もある。
しかも、クリスマスに走っている。凄い。
さすがの私もこのツイートをみて、安全に走れる状況ではないと考えていた。
それと同時に青森から北海道にどのようにタスキを渡すのか?を何となく調べていた。津軽海峡か青函トンネルで渡る事が頭に浮かぶ。
青函トンネルは車、自転車、徒歩はでは渡れない。新幹線でしか通れないようだ。
そして津軽海峡を船で渡るには青森港から函館港に渡るフェリーと大間港から函館港に渡るフェリーと八戸港から苫小牧港、室蘭港に渡るフェリーのパターンがある。
ロンブー亮バーチャル駅伝は距離、コース、ペースはタスキを繋いでくれるランナーが決めていく企画なので、私に決定権はない。この後走ってくれるランナーがどのように考えて行くかによってコースは決まる。
北海道にどうタスキを渡す問題もだが、肝心のランニングが出来るような路面状態になるのはいつ頃になるのか。
そんな心配をしていたら、募集ツイートをしていないのに47区ランナーが立候補してくれた。
地元の人たちにとってはこの時期でもランニングをするのは当たり前なのか?除雪作業がすんでいる道ははしれるのか?
青森のランニング事情は分かっていないが、北のランナーはタフさにはビックリさせられる。
よくよく考えたら、kentamanさんも凍結した路面の山道を1㎞6:30ペースでハーフマラソンを越える距離を走り切っている。
その前の区のランナーのまー。さんもハーフマラソン越え。
その前のkojisltsさんもハーフマラソン越え。
北のランナーは底知れない。

47区 12月30日 なべっち選手
八戸駅~十和田市現代美術館 26.20㎞

なべっちさんは年末の忙しい中、八戸駅から十和田市現代美術館まで走ってタスキを繋いでくれました。
2020年末の時期はコロナ第三波に入る感じで年末年始も帰省を控えたり普段会っていない親族と集まらない様になどの政府からの呼びかけがあったりして、年末年始は自宅で過ごす人が多かったと思う。
そうなれば、自然とランニングをする機会も増えると思っていた。
しかし、それはあまり雪が降らない場所に住んでいる人の思考である。
さすがの私も一時中断して春になって走れる状況になってから、再始動しようと考えていた時になべっちさんは私が募集ツイートをする前に47区ランナーに立候補してくれました。

と言うツイートが来た。八戸は幸い雪がまだ少なく
とのまだ走れるとの現場の判断を尊重し、
なべっちさんを47区ランナーに指名しました。

なべっちさんのツイートを見て、最初に浮かんだのは
どこが雪少ないねん!!
である。しかし、次に浮かんだのは
北のランナーからすれば、これでも雪が少ないか?
この雪の中で、なべっちさんは26㎞以上の距離を2時間半を切って走っている。フルマラソンなら4時間切りのペースだ。凄い。
なべっちさんの様に走力がある人が走れる状況なのか?
北国での生活経験がない私が、この時期の青森でのランニングが本当に安全なのか?を判断する事は出来ない事に気づいていた。
今まで47区間でずっと安全第一!安全に!と何度となくツイートをしてきたので、参加者を信用する事にした。

にしても十和田市現代美術館の花柄の馬のオブジェは映える。
気になり調べたら、作品名『フラワーホース』
そのままでした。
久しぶりに駅でもなく、写真映えする場所がタスキになりました。
八戸港から出船するフェリーで北海道に渡らないコースをなべっちさんはセレクトしたことになる。私も青森港からのフェリーの方が良いかな?とツイートしていたものの、指名されたランナーがコースを決めて良いので、どのルートを選ぶのか、気になっていた。
どうやら青森港に向かっていきそうだ。
NHKのランニング番組を一緒にさせていただいていた金哲彦さんとラジオに出た時、ロンブー亮のバーチャル駅伝の話になり、そこで青森から北海道に渡す方法がどうなるか分からないと相談していた時にはすでにフェリーの話になっていた。
そこで言った事をみんなが共有していた訳ではなさそうだが、青森港に向かってそうだ。
いや、新青森駅から新幹線で青函トンネルを抜けて新函館北斗駅に乗る方法もある。
まだ、どうやって北海道に行くのか。いつまで走れるのか。何もかも決まっていないが、楽しみだ。
少しでも同じような気持ちで楽しんでくれている人がいる事を期待しながら、ランナー募集のツイートをした。

48区につづく

2020年12月25日~30日
46区、47区  三戸駅~十和田市現代美術館前のオブジェ
走者 kentaman、なべっち
新国立競技場から十和田市現代美術館までの総距離733.815㎞





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