#11 頭が上がらない人います?
頭が上がらない人がいるということ
自分にとって都合がいいというのは、楽だ。反面、都合が悪いと逆上したり、批判したり、排他的になる。そのようにして生きていく方が短期的に見れば生きやすいのかも知れない。
ただそこに、自身に対して少しでも成長したいと思うのなら話は別だ。その「成長」というのはなんでもいい。
以前、「成長=before→after」だと書いた。書いた気がする。
書いたとして都合よく話を進めるが、before→afterの中身は変化だ。
どのような変化も自分に都合の良いことだけをピックアップすれば、おそらく変化は最小になる。その積み重ねが自身のケツの穴の大きさを決める。
基本的には、他者は都合が悪い。違う人間であり、組織であり、違う価値観で生きているかも知れないからである。
あまりにも価値観がずれれば、一緒にいたり、仕事をしたりするのは難しい。ただ、完全一致というのもまた夢物語なように思う。
互いが都合よく認識しあっている。
そのことを知ること。そして、ほっとけばその傾向は強まること。
こうした自覚はとても重要だと思っている。
私には頭の上がらない人が何人もいる。
その方々に共通するのは、自身にとって都合の悪い助言をしてくることである。こう書くと誤解を招きそうであるが、これが雑感なのでどう捉えてもらおうが構わない。
実はこれって非常に難しいことで、あまりに現実とかけ離れた助言は聞く耳を持ちにくいし、なぜあなたにそんなこと言われなあかんねん、という壁も生じやすい。都合の悪い助言というのは、ちょっと背伸びをさせたり、考え方の角度を変えさせたりと、相手にとっての都合が良いを踏まえての助言になっていると「うわ、やられたわ!」となりやすい。
そういう自身にとって、都合の悪い存在はものすごく貴重である。であれば、あえて都合悪くものを考える。都合悪いことを積極的にやってみる。
そうした積み重ねが、何度でもいうが、ケツの穴を広げ、前髪を後退させるのである。
これ以上、後退しては困る。
今だけは都合よく考えたい。
本日はこの辺で途中下車したいと思います。
それでは、また。