♯3 話題のニュースをちょっと話せるように ~プロ野球シーズン開幕について~
今回は3月29日開幕を控えた日本プロ野球開幕についてお話ししたいと思います。
皆様の周囲でも野球の開幕を今か今かと待ちわび、朝会社に来られたら早速野球好き同士で集まり、野球の話を楽しそうにしている野球大好き民の方々がいるのではないでしょうか。私も小学生から高校生まで野球をプレーし、大学生からはプロ野球応援一筋に回りました典型的な野球大好き民です。
皆様にぜひプロ野球の魅力を知っていただきたく今回はそのお話をさせていただこうと思います。
「上司や先輩、彼氏・彼女が野球好きだから少し興味はあるけど自分はよくわからない」逆に「プロ野球のことを知らない後輩や彼氏・彼女に野球の魅力をわかりやすく説明して好きになってもらいたい」そんな人に聞いていただき、お役に立てれば幸いです。
まずプロ野球とは。といったお話をさせていただきます。日本のプロ野球は一般社団法人日本野球機構(Nippon Professional Baseball Organization 通称:NPB)が運営しています。この社団法人が日本のプロ野球の総まとめをしていて、日本国内の試合だけでなく日本代表としての国際試合についても取りまとめています。
NPBの社員は12名。実は皆様が普段耳にする各プロ野球球団が社員として登録されています。もちろん実際の業務や事務作業などするわけではありませんし、会社に出勤してくるわけでもないので、一般的な会社で言うとすぐクビになる幽霊社員ですが…
それもそのはずで各球団の運営は各球団の責任のもとで行われますので、日本野球機構から各球団に給与が支払われることはありません。それぞれの努力で人気球団になり稼げ!というまさに個人商店形式ですので普通の会社形態とは違いますね。
そして各球団に所属する選手が”プロ野球選手”と言われる方々であり、野球を専業職とし、試合やそれに関連する収益で所得の全てを賄っています。平均在籍年数は7. 7年。平均年俸は4,450万円程です。生涯獲得年俸は3.5億円程度といわれており、中には1年間で6億円の年俸をもらう選手や、5億円×7年契約というとんでもない契約を勝ち取っている選手もいますので、サラリーマンの生涯平均年収が2.5億円と比較すると夢がありますね。
とはいえ上記は一握りの選手であり、年俸の中央値は1500万円。年俸440万円の選手もおり、非常に格差のある世界だとも言えますね。
次に、年俸1億円を超えるような超一流選手になるために、プロ野球を目指す選手たちがどんな競争に勝ち抜かなければいけないのかお話いたします。各プロ野球球団には最大で70名の選手が所属できます。公平性を保つために人数上限を決めているんですね。プロ野球球団は12個ありますのでプロ野球選手は840人程度いるということになります。プロ野球選手になるためには毎年開催されるドラフト会議といわれるプロ野球球団が集まっての指名会議でいずれかの球団に指名をされないとなれません。そして毎年の指名選手数は70から80となっていますので、まずはその80名に入らなければいけません。高校野球、大学野球、社会人野球合算の競技人口は18万人くらいですので上位0.04%に入らなければいけません。
その0.04%に選ばれて喜ぶのも束の間、次は各球団に所属する70名の中から、上位29名の1軍登録選手を目指さなければいけません。その選手だけがプロ野球公式戦に出場することができ、超一流選手になるためのスタートラインに立てます。
連日メディアに取り上げられるのは、ほぼ1軍の試合のみになっていますのでまずは公式戦に出場できるようにならなければ超一流選手になることは夢のまた夢です。
またこの29名の中でも、年俸1億円を超えるためには毎日もしくは定期的に試合に出る、いわゆるレギュラー選手にならなければ到達できなく、その枠は野手8名投手も約9名程度となっていますので、プロ野球選手になったあとも70分の17に入る競争が続くんですね。
プロになる、そして1億円プレーヤーになるまでには上位0.01%の壁を越える必要がありますね。野球を真剣に取り組んでいる人たちと競争し、1万人の中で一番になるという計算になりますので、とんでもない世界だということがよくわかりますね…
私が誇れることとすれば高校時代に声の大きさで40人中1位になったことがあることです。
校庭の端から大きな声を出して一番通りがよかった人が体育祭の応援団に選ばれるという行事でした。毎年圧倒的な声量で3年連続で勝利してましたが、周りは面倒臭いから声をあえて出してなかっただけだったと後で気づきました…
私は「今年もお前の圧勝だな。すごいな。」という友人のおだてにまんまとはまって毎年一生懸命声を張り上げてました…
すいません。脇道に逸れてしまいましたが、超一流選手を目指すためにプロ野球選手たちはそんな競走を日々行なっています。
競争の場としては3月29日から開始するプロ野球公式戦です。セリーグ6球団、パリーグ6球団がそれぞれのリーグで総当たり戦を10月初旬までにかけて143試合をおこないます。
そこでの成績が全て。ワンプレー、一球に人生がかかっているのです。そこにある駆け引きや戦略性やチームとして勝つために時には自分を犠牲にしないといけない時もあるなど、単純に個人成績を残すことだけを目指すだけではないということも野球の奥深さです。
そこについてはシーズンが開幕した後に具体的な例も交えてお伝えしたいと思います。
どうでしょうか。プロ野球に関しての知識が少しでも深まっていたら嬉しいです。あたかも自分で調べて知ったかのように会社や周囲の方に披露いただき、皆さんのコミュニケーションに少しでも貢献出来たらと思いお話をさせていただきました。まだまだ野球の魅力を伝えきれていませんので、続編も出したいと思います。
これからも気になったニュースを素人視点で調べたものをまとめて皆さんに披露したいと思っていますので、それも併せてコメント欄で教えてください。
それでは今回はこれで失礼します。
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